このレビューはネタバレを含みます
とてもじゃないけど言葉にできない、、
ドキュメンタリーを見ているんじゃないかというリアリティ。
それぞれの登場人物のディティールがすごい。
両親の2人はもちろん、中村倫也の報道側の人間が揺れ動きながらも表面上はそれが伝わらない様が良かった。
また窓越しに聞こえない恨みつらみを言う演出がとても不気味でありながら、良かった。
娘が見つかったというイタズラの電話で2人が警察署に行き、嘘だとわかった瞬間の石原さとみが、もう凄まじかった。
もはや演技とは思えない、衝撃的なシーンだった。
他にもノイローゼ気味になるシーンが見てて辛い
また事件がありながらも、それぞれのキャラクターにも生活があることがわかる描写も作品の広がりを感じる。
モブとしている喧嘩しているヤンキーや、店員にクレームを言う女性など、そんなことどうでもいいでしょと思えることでも怒ってしまう人が世の中にはたくさんいて、SNSで書き込む人もそうだけど、余裕があるんだなと思った。
終始見ていて辛かったけど、見て本当に良かった