マタタビ

ぼくたちの哲学教室のマタタビのレビュー・感想・評価

ぼくたちの哲学教室(2021年製作の映画)
4.2
哲学に正解はない。ひとつの問いに対して全員が同じ考えになることはなく、必ず複数の意見が生まれる。大切なのは自分自身で考えること、そして相手の考えに耳を傾けること。
友達に暴力をふるってしまったとき、ただ謝るだけでは同じことの繰り返し。どうして暴力をふるってしまったのか、どうして暴力はいけないのか、相手はどんな気持ちになったのか、これからどうするべきか。大人が強制するのではなく子ども自身が考える、大人はあくまでもその一歩を踏み出すためのサポートをするまで。
自分で考えること、それを言葉にすること、どんなに違う意見でも他人の話を聞き入れること、そして大人は子どもの話を遮らず最後までしっかり聞くこと。
まっすぐな子どもたちのまなざしに胸熱くなった。どうか、この気持ちを忘れないように。
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