登場人物達のイカれ具合がちょうど良いゾンビ映画
内容
ゾンビが蔓延り始めてから15年後の世界。山奥で一人サバイバルを続けていた古子の前に一人の男性が現れる。
主にゾンビが出てくるのは序盤のゾンビが社会に蔓延る経過を描いたシーンのみ
7-8割は人間同士の共生と騙し合いを描いていて
この映画はそこが面白い
(この作品に触れる前に…)
自分は基本的ににゾンビ映画の中での人間VS人間の構図が好きじゃない…
理由としてはゾンビを差し置いて争ってるのが非合理的すぎるし、生存戦略として理解できない部分が多いから
また、人間同士を争わせるために、襲ってくる人間達を度が過ぎたサイコパス集団に仕立て上げている作品も多くて、
サイコパス同士なのに集団生活が成立しているという矛盾点が作中ちらほら見え隠れしやすい…。
自分がサバイバル映画に求めている〝リアルさ〟や〝没入感〟はこういった矛盾点からシラケてしまうことが多いというのも理由の1つ
ただこの映画の人間VS人間の構図は好きだった❗️
理由としては登場人物達が元々サイコパスだった訳じゃなくて
動物がいなくなった世界で、生存戦略上必要な行動と思える行動が多いから!
ヒロインの終盤での変貌ぶりも面白いwww
人間とゾンビの解体シーンは『冷たい熱帯魚』と似た狂気を感じたw
ましてや次のシーンで美味しそうなハンバーグになってるのも面白い🤣
ディケイ・オブ・ザ・パーソン(人間の腐敗)
はおそらくダブルミーニングで
〝ゾンビ〟と
その環境で生き抜くために〝変貌してしまった人間達〟のことを指してるのかな?
ただし、ことある事に指を咥える仕草や
4回もある入浴シーン
声がこもりすぎて何話してるか聞き取れない会話は好きになれなかった…