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鼻
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『鼻』に投稿された感想・評価

4.0
【はななしのはなし】

やっと作品ページができた!

クエイ兄弟が、自分たちの作品に影響を及ぼした古典アニメの一本として挙げているのを知り、昔々見たことを思い出したが中身は、ほぼ完璧に忘れていた。

カナリ時間を経たとはいえ、こんなに凄いポテンシャルを抱えているのに、そう気付けなかったとは!初見時はずいぶん、眼が曇っていたものだ。

ゴーゴリの原作も遥か昔に読んで、その時は、なんじゃこりゃ、で終わった気がする。が、いま思えばまず、アレが映像化のポテンシャルをスッゴイ、抱えていたのだと思う。

ある朝、鼻を失くしパニクる男。その鼻と“朝食時”に出会う男。そして、“もう一人”の鼻。

デヴィッド・リンチの映画みたいな話で、つまりリンチのルーツでもあったわけだ。

どう作っても面白い映画になったと思うが、アレクサンドル・アレクセイエフはピンスクリーンという、自ら開発した特殊な技法でアニメーションを作っていた人。その手法の制約が逆に、本作に禍々しさを纏わせている。何だか触れちゃいけない感。呪いのビデオ的な。

現実のママ再現をハナっから放棄した、この手法による微妙な感覚は、言葉にできない。

はななしのはなしは、はなしにならない。

リンチ初期作『アルファベット』も思い出す。あの稚拙さが禍々しさに転ぶ感じが近いっちゃ近い。ゴーゴリがまるで異なる二作品を結びつけた…と愉しめるのも、映画ならでは。

それにしても、顔の真ん中にあるのに鼻は、実に奇妙な存在だと気付かされる。それだけ切り出すと、審美的には醜悪に近く、主人公はおっさんで正解。これが美女だと笑えない。

音楽は中国の劇場にて、Hai Minhによる即興演奏を録って使ったらしい。いかにもチャイナなこれも、合ってんだかないんだか、ザワザワと心に刻まれます。

<2023.4.10記>
村田
3.5
🎞突如湧いて出た人間の鼻に振り回される
👍技法固有の奇妙な残像感とテクスチャー