【作品作らず墓穴を掘る】
ロバート・モーガン監督は、『この写真の片隅に』も『ボビー・イエー』も好きだった。
が、クエイ兄弟然り、パペットアニメの作家が人間を撮り始めると、途端につまらなくなったり>>続きを読む
【汗まみれの肌のアリス】
今では余程の事情がなければ生舞台には行かないが、これは2013年の来日公演でハマり、バレエがより好きになった演目。
迷ったものの、アリス役がフランチェスカ・ヘイワードで、>>続きを読む
【バカにできないバカップル】
U-NEXTにて。デヴィッド・リンチ追悼ってことで。これは未投稿だったので。
さんざん語られてきた映画だが、今更ながら、時間を経た再見での気付きや感想など。
リンチ>>続きを読む
【丘の上、電気の怪談】
Netflixで推している(た?)短編のひとつ。
これもドミニカの新しい女性監督か。多いな。何か理由があるんだろうけれど。
で、これも脚本ペラいね。撮影は、機材の高性能化>>続きを読む
【正しくキレる女…たち】
U-NEXTにて。偶然知った劇場未公開作で、ちょっと糖分過多だが拾い物だった。
1968年、フォードのダゲナム工場で男女同一賃金を訴え、ストライキを起こした女性工員たちの>>続きを読む
【写真はまずかったですな】
シネマブルースタジオにて。冒頭出るジャンヌ・モローのサンクスコメントによると、2010年のプリントらしい。それでも既に15年。黒味はかなり潰れている。それでも、良くも悪く>>続きを読む
【カウンターカルチャーの生ゴミ】
U-NEXTにて。数年前リバイバル上映された時、気にはなったが…劇場へは行かなくてよかった。2時間近くの拷問になっただろうから。
ジャンキーバカップルの単なる中毒>>続きを読む
【悪の凡庸さ】
U-NEXTにて。これは劇場へ行くのを逃していたが、実際見れば配信で十分だったかも?と思った。
題材の扱いも描写も直球を投げており、誠実とは思うがコレで終わらせるなら、元となった事>>続きを読む
【苦艶笑・足らんティーノ】
U-NEXTにて。こーゆーしょーもないのもタマにはいいけど、しょーもなさすぎると途中から、映画をみるってより、倍速で女体チェック、に陥ってしまう。
1979年作、ギリギ>>続きを読む
【終えられぬ喪の仕事】
アマプラ見放題にて。ある評から惹かれて見たら、カナリ当たりの掘り出し物!
骨組みは古典だが肉付けが斬新。カルト臭漂うダーク案件だが、このオリジナリティは推しですわ!
監督>>続きを読む
【一方通行だから窒息する】
Netflixにて。台湾新作ラブホラー。同時配信開始のラブコメ『夏のレモングラス』から続けて見て、コッチの方が断然良さげ…と思ったのに…。導入なんて、キャラも絡み方も、ホ>>続きを読む
【ノイズとの付き合い方】
Netflixで見られるカナダ産短編アニメ。
本作の脚本担当による耳鳴り体験を元にしたそうだ。
作曲家が、内から鳴り響くノイズに苛まれたらどうするか?というお話。
こ>>続きを読む
【松居直美に会いたければ!】
Netflixにて。台湾新作ラブコメ。原作は評判となったWeb小説だそうだ。
全般、ベタベタあるある展開で集中できなかったが、時々少々、画が鋭くなるので、そこは良かっ>>続きを読む
【ふたりグロキャンプ“Ciguapa”編】
Netflixで推している(た?)短編のひとつ。ドミニカ系アメリカ人の、新鋭女性監督によるホラー。
ただ見るだけだと、なんじゃコリャ?となるトンデモホラ>>続きを読む
【ファンタジーを笑い褒め】
U-NEXTにて。ロブ・ライナーが『スタンド・バイ・ミー』の次に撮ったやつ。当時は地味そうだと思って見なかった気が。
80年代、SFブームの流れから、ファンタジー映画も>>続きを読む
【だってウサギだもの】
これは今や、隠れた名作と言ってよい気がする。改めて劇場で見られてよかったなーと。
デジタルリマスターの恩恵はあまりなく、むしろ、こんなに汚い画だったっけ?とさえ思う。明らか>>続きを読む
【クレイの機微】
Netflixで彼らの新作が見られるとは!『チキン・ラン』新作から続く流れだろうけど。ちょっと嬉しいお年玉。でもグルミッ…いやポチ袋の中身は、そう厚くもなかったなあ。
微妙なクレ>>続きを読む
【キジは鳴かずとも撃たれる】
やっぱり黒い部分は潰れているし、デジタルリマスターの恩恵はあまり感じなかったが、前回見たのは10年以上前。改めて、“限界”というものを考えさせられる点が収穫だったし、行>>続きを読む
【何故ならそこがブータンだから】
『ブータン 山の教室』がよかったので、これも劇場へ…が、面白い体験だったが、質的にはギモンが。
写真家出身の監督は、静止画による観察眼の持ち主で、よい映画/物語の>>続きを読む
【ありがとうマッド・ハイジ!】
U-NEXTにて。先日見た『マッド・ハイジ』が、これを元にしているというので見てみたが…いや、大した良作ではないですか!
『マッド・ハイジ』と出会わなかったら、まず>>続きを読む
【これなら低燃費少女の方がオモロ】
アマプラ見放題にて。あー、このレベルかあ。…途中で飽きた。劇場だったらうんざりしてたと思う。
一応は、『ハイジ アルプスの物語』を元にしているらしいが、日本版ズ>>続きを読む
【魔法が効くもの効かぬもの】
Netflix新作CGアニメ。そうか、スカイダンスもアニメスタジオ作ったっけ…と冒頭ロゴ見て思い出す。
歪な映画だったけど、困った時のスピリチュアル頼みに逃げちゃった>>続きを読む
【逃亡婆の清らかな軌跡】
アマプラ見放題にて。初見は深夜のTV放映、ミッドナイト・アートシアターだったか?何気なく見始めたら、地味なのに、みるみる引き込まれてしまった。
小鬼嫁のイビリに耐えかね、>>続きを読む
【松崎しげるの歌とは真逆だよ】
アマプラ見放題にて。デ・パルマ70年代のヘンな一本。
良くも悪くも、主人公をクリフ・ロバートソンが演じるというのが大問題だったのではと。ヒッチ映画だったら、それこそ>>続きを読む
【人生は雑事の積み重ね】
公開時に劇場で見たが、白人マツコのマジック!掛け声と、砂漠の乾いた風以外、すっかり忘れていた。
西ドイツ映画。渡米時の、監督夫婦の実体験が元ネタらしいが、当時、モハヴェ砂>>続きを読む
【ラサール将軍も来ないから】
シュヴァちゃんが1983年、ポー『落とし穴と振り子』とリラダン『希望』をMIXし映画化した恐怖譚。
異端と決めつけられた者は、そのコミュニティでは異物として消されてし>>続きを読む
【ありふれた事件】
ヒッチ映画はまだコンプリートしていないが、先日見た『ヒッチコックの映画術』で次に惹かれたのがコレ。アマプラ見放題にて。
そこそこ期待したが、凡庸だと思った。
見た中では『レベ>>続きを読む
【愛の機種変】
気にはなっていたアニメ作品。『ブランカニエベス』の監督だったか。10年前に見たそれは底意地が悪くモヤる後味だったが、今回もロボット搾取という底意地悪さは健在だった。
半分くらい退屈>>続きを読む
【No Mail, Low Morale】
Netflix新作。WWⅡで実在した、黒人女性のみの部隊については無知だったので、その概要を知れた、という意味からは価値ある映画だった。
ケビン・M・ハ>>続きを読む
【バク転から頂点へ】
これは見る価値大アリだったドキュメンタリー。予備知識なく劇場行ったがアレ?コレ『バレエ: 未来への扉』の元ネタじゃん!と途中で気づいて嬉しくなった。
“I'm called >>続きを読む
【星くずの棺】
これも、Netflixで最近何故か、多数推している短編のひとつ。
脚本・監督のユーニス・リーバイスはドミニカ系アメリカ人。ディアスポラの視点から語る作り手とのことで、本作でもSF設>>続きを読む
【“刃物”のハート】
結果的にオモロク、見てよかったが、タミル映画の感覚を忘れており、10年前の作品だとまだ、こんなユルかったか…と、見ながら同時期の映画を思い出そうとしたが、出てこなかった。
後>>続きを読む
【妊娠コロニアリズム】
これも、Netflixで最近何故か、多数推している短編のひとつ。2021年作だが元々Netflixが、ラテン系&有色人種女性のための短編物語インキュベーター…という試みをする>>続きを読む
【喪のプラセボ効果】
Netflixで何故か、数年前の短編を多数推している。本作は現時点で、ここに作品ページが有るので投稿。
息子を亡くした夫婦がその悲しみと向き合うため、“現代ならではのイタコサ>>続きを読む
【セックスできれいにならない】
スーザン・ピット1971年の短編アニメ。
とある70年代カップルの、素っ気ない交尾風景が素っ頓狂な異界を呼び寄せるが、本人たちは…少なくとも相手の男にとって、それは>>続きを読む
【現実だけを撮る】
Netflix新作短編ドキュメンタリー。ケリー・ライカートの関係者かと思ったほど、ジュリア・ライカートという、アメリカの王道ドキュメンタリー監督には、無知でした。
2年前に亡く>>続きを読む