くりふさんの映画レビュー・感想・評価

くりふ

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ストップモーション(2023年製作の映画)

1.5

【作品作らず墓穴を掘る】

ロバート・モーガン監督は、『この写真の片隅に』も『ボビー・イエー』も好きだった。

が、クエイ兄弟然り、パペットアニメの作家が人間を撮り始めると、途端につまらなくなったり
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英国ロイヤル・バレエ&オペラ in シネマ 2024/25『不思議の国のアリス』(2024年製作の映画)

4.0

【汗まみれの肌のアリス】

今では余程の事情がなければ生舞台には行かないが、これは2013年の来日公演でハマり、バレエがより好きになった演目。

迷ったものの、アリス役がフランチェスカ・ヘイワードで、
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ワイルド・アット・ハート(1990年製作の映画)

4.0

【バカにできないバカップル】

U-NEXTにて。デヴィッド・リンチ追悼ってことで。これは未投稿だったので。

さんざん語られてきた映画だが、今更ながら、時間を経た再見での気付きや感想など。

リンチ
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A Farewell for Lilí(2022年製作の映画)

3.0

【丘の上、電気の怪談】

Netflixで推している(た?)短編のひとつ。

これもドミニカの新しい女性監督か。多いな。何か理由があるんだろうけれど。

で、これも脚本ペラいね。撮影は、機材の高性能化
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ファクトリー・ウーマン(2010年製作の映画)

3.5

【正しくキレる女…たち】

U-NEXTにて。偶然知った劇場未公開作で、ちょっと糖分過多だが拾い物だった。

1968年、フォードのダゲナム工場で男女同一賃金を訴え、ストライキを起こした女性工員たちの
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死刑台のエレベーター(1958年製作の映画)

3.5

【写真はまずかったですな】

シネマブルースタジオにて。冒頭出るジャンヌ・モローのサンクスコメントによると、2010年のプリントらしい。それでも既に15年。黒味はかなり潰れている。それでも、良くも悪く
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モア(1969年製作の映画)

1.5

【カウンターカルチャーの生ゴミ】

U-NEXTにて。数年前リバイバル上映された時、気にはなったが…劇場へは行かなくてよかった。2時間近くの拷問になっただろうから。

ジャンキーバカップルの単なる中毒
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あしたの少女(2022年製作の映画)

3.0

【悪の凡庸さ】

U-NEXTにて。これは劇場へ行くのを逃していたが、実際見れば配信で十分だったかも?と思った。

題材の扱いも描写も直球を投げており、誠実とは思うがコレで終わらせるなら、元となった事
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ピンクのルージュ(1979年製作の映画)

1.5

【苦艶笑・足らんティーノ】

U-NEXTにて。こーゆーしょーもないのもタマにはいいけど、しょーもなさすぎると途中から、映画をみるってより、倍速で女体チェック、に陥ってしまう。

1979年作、ギリギ
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Birth/Rebirth(原題)(2023年製作の映画)

4.0

【終えられぬ喪の仕事】

アマプラ見放題にて。ある評から惹かれて見たら、カナリ当たりの掘り出し物!

骨組みは古典だが肉付けが斬新。カルト臭漂うダーク案件だが、このオリジナリティは推しですわ!

監督
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愛という名の悪夢(2024年製作の映画)

3.0

【一方通行だから窒息する】

Netflixにて。台湾新作ラブホラー。同時配信開始のラブコメ『夏のレモングラス』から続けて見て、コッチの方が断然良さげ…と思ったのに…。導入なんて、キャラも絡み方も、ホ
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Ostinato(2023年製作の映画)

3.0

【ノイズとの付き合い方】

Netflixで見られるカナダ産短編アニメ。

本作の脚本担当による耳鳴り体験を元にしたそうだ。

作曲家が、内から鳴り響くノイズに苛まれたらどうするか?というお話。

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夏のレモングラス(2024年製作の映画)

3.0

【松居直美に会いたければ!】

Netflixにて。台湾新作ラブコメ。原作は評判となったWeb小説だそうだ。

全般、ベタベタあるある展開で集中できなかったが、時々少々、画が鋭くなるので、そこは良かっ
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La Ciguapa Siempre(原題)(2021年製作の映画)

2.0

【ふたりグロキャンプ“Ciguapa”編】

Netflixで推している(た?)短編のひとつ。ドミニカ系アメリカ人の、新鋭女性監督によるホラー。

ただ見るだけだと、なんじゃコリャ?となるトンデモホラ
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プリンセス・ブライド・ストーリー(1987年製作の映画)

3.5

【ファンタジーを笑い褒め】

U-NEXTにて。ロブ・ライナーが『スタンド・バイ・ミー』の次に撮ったやつ。当時は地味そうだと思って見なかった気が。

80年代、SFブームの流れから、ファンタジー映画も
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ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち HDリマスター版(1978年製作の映画)

4.0

【だってウサギだもの】

これは今や、隠れた名作と言ってよい気がする。改めて劇場で見られてよかったなーと。

デジタルリマスターの恩恵はあまりなく、むしろ、こんなに汚い画だったっけ?とさえ思う。明らか
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ウォレスとグルミット 仕返しなんてコワくない!(2024年製作の映画)

3.0

【クレイの機微】

Netflixで彼らの新作が見られるとは!『チキン・ラン』新作から続く流れだろうけど。ちょっと嬉しいお年玉。でもグルミッ…いやポチ袋の中身は、そう厚くもなかったなあ。

微妙なクレ
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ゲームの規則 4Kデジタルリマスター版(1939年製作の映画)

3.5

【キジは鳴かずとも撃たれる】

やっぱり黒い部分は潰れているし、デジタルリマスターの恩恵はあまり感じなかったが、前回見たのは10年以上前。改めて、“限界”というものを考えさせられる点が収穫だったし、行
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お坊さまと鉄砲(2023年製作の映画)

3.0

【何故ならそこがブータンだから】

『ブータン 山の教室』がよかったので、これも劇場へ…が、面白い体験だったが、質的にはギモンが。

写真家出身の監督は、静止画による観察眼の持ち主で、よい映画/物語の
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ハイジ アルプスの物語(2015年製作の映画)

4.0

【ありがとうマッド・ハイジ!】

U-NEXTにて。先日見た『マッド・ハイジ』が、これを元にしているというので見てみたが…いや、大した良作ではないですか!

『マッド・ハイジ』と出会わなかったら、まず
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マッド・ハイジ(2022年製作の映画)

1.5

【これなら低燃費少女の方がオモロ】

アマプラ見放題にて。あー、このレベルかあ。…途中で飽きた。劇場だったらうんざりしてたと思う。

一応は、『ハイジ アルプスの物語』を元にしているらしいが、日本版ズ
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エリアンと魔法の絆(2024年製作の映画)

3.0

【魔法が効くもの効かぬもの】

Netflix新作CGアニメ。そうか、スカイダンスもアニメスタジオ作ったっけ…と冒頭ロゴ見て思い出す。

歪な映画だったけど、困った時のスピリチュアル頼みに逃げちゃった
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バウンティフルへの旅(1985年製作の映画)

4.0

【逃亡婆の清らかな軌跡】

アマプラ見放題にて。初見は深夜のTV放映、ミッドナイト・アートシアターだったか?何気なく見始めたら、地味なのに、みるみる引き込まれてしまった。

小鬼嫁のイビリに耐えかね、
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愛のメモリー(1976年製作の映画)

3.0

【松崎しげるの歌とは真逆だよ】

アマプラ見放題にて。デ・パルマ70年代のヘンな一本。

良くも悪くも、主人公をクリフ・ロバートソンが演じるというのが大問題だったのではと。ヒッチ映画だったら、それこそ
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バグダッド・カフェ 4Kレストア(1987年製作の映画)

3.0

【人生は雑事の積み重ね】

公開時に劇場で見たが、白人マツコのマジック!掛け声と、砂漠の乾いた風以外、すっかり忘れていた。

西ドイツ映画。渡米時の、監督夫婦の実体験が元ネタらしいが、当時、モハヴェ砂
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陥し穴と振り子(1984年製作の映画)

3.5

【ラサール将軍も来ないから】

シュヴァちゃんが1983年、ポー『落とし穴と振り子』とリラダン『希望』をMIXし映画化した恐怖譚。

異端と決めつけられた者は、そのコミュニティでは異物として消されてし
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パラダイン夫人の恋(1947年製作の映画)

3.0

【ありふれた事件】

ヒッチ映画はまだコンプリートしていないが、先日見た『ヒッチコックの映画術』で次に惹かれたのがコレ。アマプラ見放題にて。

そこそこ期待したが、凡庸だと思った。

見た中では『レベ
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ロボット・ドリームズ(2023年製作の映画)

3.0

【愛の機種変】

気にはなっていたアニメ作品。『ブランカニエベス』の監督だったか。10年前に見たそれは底意地が悪くモヤる後味だったが、今回もロボット搾取という底意地悪さは健在だった。

半分くらい退屈
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6888郵便大隊(2024年製作の映画)

3.0

【No Mail, Low Morale】

Netflix新作。WWⅡで実在した、黒人女性のみの部隊については無知だったので、その概要を知れた、という意味からは価値ある映画だった。

ケビン・M・ハ
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コール・ミー・ダンサー(2023年製作の映画)

4.0

【バク転から頂点へ】

これは見る価値大アリだったドキュメンタリー。予備知識なく劇場行ったがアレ?コレ『バレエ: 未来への扉』の元ネタじゃん!と途中で気づいて嬉しくなった。

“I'm called
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Ro & the Stardust(原題)(2022年製作の映画)

3.0

【星くずの棺】

これも、Netflixで最近何故か、多数推している短編のひとつ。

脚本・監督のユーニス・リーバイスはドミニカ系アメリカ人。ディアスポラの視点から語る作り手とのことで、本作でもSF設
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カッティ 刃物と水道管(2014年製作の映画)

3.5

【“刃物”のハート】

結果的にオモロク、見てよかったが、タミル映画の感覚を忘れており、10年前の作品だとまだ、こんなユルかったか…と、見ながら同時期の映画を思い出そうとしたが、出てこなかった。

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Mama Retreat(2021年製作の映画)

2.5

【妊娠コロニアリズム】

これも、Netflixで最近何故か、多数推している短編のひとつ。2021年作だが元々Netflixが、ラテン系&有色人種女性のための短編物語インキュベーター…という試みをする
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The Resemblance(2022年製作の映画)

3.0

【喪のプラセボ効果】

Netflixで何故か、数年前の短編を多数推している。本作は現時点で、ここに作品ページが有るので投稿。

息子を亡くした夫婦がその悲しみと向き合うため、“現代ならではのイタコサ
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Crocus(原題)(1971年製作の映画)

3.0

【セックスできれいにならない】

スーザン・ピット1971年の短編アニメ。

とある70年代カップルの、素っ気ない交尾風景が素っ頓狂な異界を呼び寄せるが、本人たちは…少なくとも相手の男にとって、それは
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ステッピング・ストーン: 監督ジュリア・ライカートをつくるもの(2024年製作の映画)

3.0

【現実だけを撮る】

Netflix新作短編ドキュメンタリー。ケリー・ライカートの関係者かと思ったほど、ジュリア・ライカートという、アメリカの王道ドキュメンタリー監督には、無知でした。

2年前に亡く
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