はちみつ小町

きっと、それは愛じゃないのはちみつ小町のネタバレレビュー・内容・結末

きっと、それは愛じゃない(2022年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

結末は分かりながらも見てしまう。流石は『アバウト・タイム』の製作陣!に心惹かれて見に行った(笑)

主人公が型破りなところが良い。誰もが夢見る運命の相手との出会いを否定して、時々クズな男に引っ掛かりながら、仕事に邁進している32歳の女性。いつかは結婚をして子どもを持ちたいけれど、”今じゃない”。人生を楽しんでいるタイプじゃないけれど、着実に生きている。仕事に関しては才能もあるみたい。親友・ヘレナの子ども達に聞かせるおとぎ話はへんてこで、私は父のベッドタイムストーリーを思い出していた(笑)彼女達はどんな大人になるのだろうなあ。

映画のラスト、「一緒にテレビのシリーズものを見て」という逆プロポーズは新しい彼女の始まり。「幸せを掴むには勇気を出さないとね」という作品のメッセージの象徴の様な出来事だった。