グラッデン

私がやりましたのグラッデンのレビュー・感想・評価

私がやりました(2023年製作の映画)
4.2
演劇界の有名プロデューサー殺人の容疑をかけられた新人女優が、同居人の女性弁護士の入れ知恵で【悲劇のヒロイン】の座を手に入れようとする物語。

面白かったです。冤罪を題材にした法廷モノを土台に、コメディ、女性の地位等、多層的な見方ができる物語だった。

法廷映画として見るとライトな内容だと思う。女優と弁護士の2人が冤罪の疑いを敢えて受け入れながら、無罪を引き出すための駆け引きをしていく構造は興味深かった。また、こうした構造を反転させる仕掛けも唸らされた。