グラッデンさんの映画レビュー・感想・評価

グラッデン

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会社帰りにネクタイ緩めてリラックスして見る映画と、映画を見た後にカレー食べるのが好きなボンクラです。

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バトル・オブ・ザ・セクシーズ(2017年製作の映画)

4.4

さっさと始めましょう

現役の世界女王VS元世界王者・男子シニア、というスポーツエンタテイメントの国・アメリカらしい「世紀の一戦」を描いた実話に基づく物語。

鑑賞前、テニスにあまり詳しくないので上手
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女と男の観覧車(2017年製作の映画)

4.0

嫌いなのに好きなフリをしていた

物語は大体「いつものウディ・アレン」。作品の舞台は前作『カフェ・ソサエティ』に続いて1950年代のアメリカ。

ウディ・アレン監督のフィルモグラフィを振り返ると、一時
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ブリグズビー・ベア(2017年製作の映画)

4.2

『信ずるべきは予言より家族だ』

幼くして誘拐された主人公の青年・ジェームズは、誘拐犯が彼を洗脳するために自ら作った架空のテレビ番組『ブリグズビー・ベア』を見て育つ。誘拐犯の逮捕により、ジェームズは本
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ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

4.3

「ボバ・フェッドだよ」

大変素晴らしかったです。予告編のイメージとは違う方向性に転んだ感覚でしたが、その部分が非常に良かったと思います。

困難を乗り越える感動作という印象から物語の特殊性にフォーカ
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犬ヶ島(2018年製作の映画)

3.8

「この島では誰も諦めない」

ウェス・アンダーソン監督の最新作。自分が鑑賞した『ムーンライズ・キングダム』、『グランド・ブタペスト・ホテル』といった作品の印象そのままに、本作も独特の世界観を構成してい
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ビューティフル・デイ(2017年製作の映画)

4.0

俺の名前はジョーだ。

殺しアリの何でも屋稼業を営む主人公・ジョーは、ある少女を救う依頼からを受けたことから思わぬトラブルに見舞われることになる。

原題『You Were Never Really
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万引き家族(2018年製作の映画)

4.5

コロッケ食べる?

是枝裕和監督の最新作。先日のカンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞し、大きな注目を向けられておりますが、鑑賞前の印象どおり、近年の作品と比較して、観客を選ぶ作品であったと思います。
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レディ・バード(2017年製作の映画)

4.4

「夢は?」「ない」

思春期の心の揺らぎを繊細に描いた青春映画として大変素晴らしい作品だと思いました。以前、アメリカ中西部の街にあるハイスクールに通うティーンを題材にしたドキュメンタリー映画『アメリカ
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恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

4.1

こんなオジさんのどこがいいのよ

アニメ版を視聴済だったので、普段以上に期待と不安が半々の状態で鑑賞に臨みました。具体的には、本作の公開に向けた各種広告等の宣伝で伝えられる「イメージ」と、本作品が内包
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ピーターラビット(2018年製作の映画)

4.0

コレが僕のキャラだ

日本と海外で予告編のテンションが違いすぎると公開前から話題になっておりましたが、噂に違わぬ振り切った内容で面白かったです。

親父を殺された兎組と、代替わりしたマクレガー家による
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孤狼の血(2018年製作の映画)

4.2

警察だからのう、何してもええんじゃ。

「ヤクザ映画」のジャンルを作り上げた東映が仕掛けた王政復古の大号令。犯罪・暴力・SEXの三拍子揃った内容に喜びと困惑が交錯しながら鑑賞していました。

以前、時
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ゆれる人魚(2015年製作の映画)

3.7

僕は君に夢中だよ

ナンカスゴイモノを見た!というインパクトは今年一番。鑑賞前の想像を遥かに超えるぶっ飛んだ作品でした。

人魚が登場するというシチュエーションは「ファンタジー」であることはもちろん、
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フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

4.2

What?(なぁーにぃー?)

鑑賞後、本作の広告類が記したキャッチコピーの空回りぶりが無駄に印象に残った。それは、本作に登場した「マジックキングダム」という名の安モーテルに通ずるモノを感じました。
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アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018年製作の映画)

4.1

助けてやろう。

待ちに待ったマーベル総進撃、予想以上のサノス無双!圧倒的な強さに、我々鑑賞者もひれ伏すしかない(汗)

鑑賞後、日本のプロレス史に刻まれた名言(迷言)を思い出しました。

『1+1は
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

4.0

俺はガンダムで行く。

日本では『ペンタゴン・ペーパーズ』が先月公開された直後に、本作が公開となったスティーブン・スピルバーグ監督。『ペンタゴン~』の社会派モードから一転し、エンタテイメントに徹した本
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アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル(2017年製作の映画)

4.0

コレが私の物語。

日本でも大いに話題となったトーニャ・ハーディングを巡る騒動も四半世紀が経過。
瞬間最大風速のインパクトも凄かったと思いますが、本作で描かれた破天荒すぎるエピソードの数々には、ハード
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タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2016年製作の映画)

4.4

俺は運転手だ。

実話に基づいた物語という事実を否定したくなるほど壮絶な展開。1960年代のデトロイト暴動を舞台にした『デトロイト』で描かれた混乱は記憶に新しいですが、本作の舞台となった光州事件の凄惨
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ダンガル きっと、つよくなる(2016年製作の映画)

4.4

朝5時に起きろ。

以前、インドでクリケットに置き換えて『巨人の星』を制作するという話を耳にしたことがありましたが、本作は女子レスリング版『巨人の星』と言えるような物語。自身が果たせなかった思いを子供
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.6

何ひとつ忘れない。

17歳の少年・エリオが24歳の大学院生・オリヴァーと過ごしたひと夏の経験を描いた本作は、2人の関係性の変化を丁寧に描きながら、大人の階段を一歩ずつ登り始めた主人公が体現する「瑞々
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パシフィック・リム アップライジング(2018年製作の映画)

4.2

胸熱。

スクリーンの大画面で巨大ロボVS怪獣のガチンコバトルが観れる幸せ。幼い頃に「路地裏の宇宙少年」だった当方も、終盤は「ジプシー・アベンジャー、ぐわぁんばれぇ」と手に汗握りながら応援してました。
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ちはやふる ー結びー(2018年製作の映画)

4.2

み・ず・さ・わ・ファイトォォ

大ヒットの2部作に続くシリーズ完結編。前作を振り返ると、団体戦を戦うチームの結成から固い結束に至るまでの流れを魅力的に描いた「上の句」、主要人物たちの心情の揺らぎを丁寧
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ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル(2017年製作の映画)

4.1

その名を叫べ!

本作の情報を最初に聞いたときは驚きましたが、面白かったです!「ゲームの中の世界」という設定を活かし、様々な仕掛けを施した作品の作りが単純に楽しかったです。現実世界を下敷きにすると無理
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ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

4.2

ネバーサレンダー。

邦題ではチャーチルの名前を用いたことから、彼の足跡を追った作品のようにも読み取れるが、原題「DARKEST HOUR」にあるように、就任から約一ヶ月間の暗く、厳しい日々を描いてい
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レッド・スパロー(2017年製作の映画)

3.8

心を操れ。

劇場にいた男子高校生風のグループが終演後に無言で退出するほど、容赦のない性描写・暴力描写の連続。正直、本作が現代設定、実在の国名を用いて問題無かったのかと不安になるほどのインパクトがあり
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ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

4.2

「仕事をしよう」

スティーブン・スピルバーグ監督の「社会派モード」。今月、最新作の『レディ・プレイヤー1』の公開が控えていることを考えると、作風の振り幅の大きさに改めて驚かされます。

また、社会派
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リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

4.3


たとえ離れても 心一つ。

大変素晴らしかったです。ハードル高めで鑑賞に臨みましたが、今回も劇中に泣かされてしまいました(汗)

進化を止めないアニメーションの作りはもちろん、本作の舞台であるメ
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坂道のアポロン(2017年製作の映画)

3.9

「忌々しい」坂道が紡いだ友情。

面白かった。尺に対する物語の詰め込み感は否めませんが、要所となる場面を厳密にディレクションして構成した印象があるので、余裕を持たせる意味では『ちはやふる』のような前・
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

4.4

狂気の儀式。

本作を手がけたヨルゴス・ランティモス監督の前作『ロブスター』が非常に刺さった作品だったので、予告編から異様な雰囲気を醸し出しながらも楽しみにしていた作品。

『ロブスター』もどうかして
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パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)

3.8

「あわせ鏡」としてのおとぎ話。

『シェイプ・オブ・ウォーター』鑑賞を終えて、復習も兼ねてギレルモ・デル・トロ監督の代表作を鑑賞。

ダークファンタジーな作風とは知らず、寝る前に見始めて大失敗でした(
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ブラックパンサー(2018年製作の映画)

4.2

黒豹の王、アフリカの大地に駆ける。

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)作品が年間複数本ほど上映される流れが定着し、昨年はDCコミックレーベル作品も量産体制に入る等、大アメコミ映画時代を謳
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

4.6

美しき怪物が生み出した、愛おしい物語。

鑑賞後、様々な感情が込み上げてきて、胸がいっぱいになりました。不思議な半魚人と声を失った女性・イライザの交流は「恋愛」に変化し、物語の進行に伴い、切なさが込み
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15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

4.3

等身大の英雄。

クリント・イーストウッド監督の最新作は、アムステルダムからパリに向かう特急列車に乗り込んだテロリストの暴走を止めた3人の若者たちの物語を描いています。

前作『ハドソン川の奇跡』同様
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The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ(2017年製作の映画)

3.4

微笑の向こう側にあった悲劇。

ソフィア・コッポラ監督の最新作。原作、過去の映像作品を未見で鑑賞に臨んだことから何度か見た予告編からイメージした内容とは乖離した展開でした。

女性だけの空間に現れた負
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

4.5

映画をサーカスに変える全力ミュージカル。

映画館が暗転し、各種クレジットが流れた時点でショーの幕は上がる。冒頭から惜しみなく展開される全力ミュージカルに圧倒されました。
強烈な先制パンチを受けたよう
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ぼくの名前はズッキーニ(2016年製作の映画)

4.2

ひとりじゃない。

ストップモーションを駆使し、人形たちの指の動きや息づかいを緻密に表現した素晴らしいアニメーション作品でした。昨年日本公開された『KUBO/クボ 二本の弦の物語』もそうですが、こうし
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ゴーギャン タヒチ、楽園への旅(2017年製作の映画)

3.4

楽園の記憶。

生誕170周年を迎えたゴーギャンといえば、ポスト印象派を代表する画家として教科書的に知られる存在であり、南国・タヒチを題材に豊かな色彩を使った作品の印象が強いと思いますが、本作は彼のこ
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