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キングダム エクソダス〈脱出〉のクリームのレビュー・感想・評価

4.1
ストーリーは続編になってますが、悪霊退治はドルッセ夫人から、夢遊病者のカレンに変わっています。なんせ25年も経っての続編なので、主演を始め亡くなってる方もいて、トリアー監督自身も同時期にパーキンソン病を発症し、治療を受けながらの撮影だったらしいです。が、しかし、やっぱり面白い。ラストもさすがトリアー監督。私は好きでした。ファンには嬉しい最終章でした。

夢遊病のカレンが、「キングダム2」のDVDを観ている所からスタートし、キングダムは今もおかしいと彼女がキングダムに乗り込み、物語が進みます。



ドラマの続きをネタバレメモで綴ります ↓


カレン 夢遊病者
ヘルマー医師 スティーグ·ヘルマーの長男。
用務係 ブルザーと呼ばれている。
主任医師 ポントピダン(マッツ兄)。
ネイヴァー医師 ヘルマーと敵対(特捜部Qのアサド)。
大公 悪魔(デフォー)。
モッゲ医師 前の医師長の息子でキックボードで移動。

9.ハーフマー
ドルッセ夫人に会いに行ったカレンは、あれはドラマの話でドルッセ夫人などいないと言われるが、地下へ降りて行った。地下には銅像があり、その剣には、エクソダスは両刃の剣なりとあった。
カレンはその前で倒れた。
スウェーデンの名医がやって来た、神経外科医で、ヘルマーの長男。ポントピダンはハーフマーとあだ名を付けた。
カレンはブルザーに助けられ、神経外科に入院。カレンにはテレキネシスがあり、ブルザーに一緒に霊探しを頼む。

10.学会のダンス
カレンの入院はネイヴァー医師が夢遊病に惹かれ、受け入れた。
カミラ看護師は、カレンの病室にいた所、大公に威嚇され追い出された。
大公は、カレンを探るが、ブルザーが来たのでフクロウに変身して出て行った。ヘルマーはスウェーデン人会に参加しアンナと出会う、この後ずっと誘惑されます。
ユディットは息子の死を今も傷んで病んでいた。
ヘルマー父は1997年に死亡した。
ヘルマーはレイプ未遂で訴えられていて、その弁護士は父ステランに代わりアレクサンダー·スカルスガルド。全額払えと勧めらた。
リーモア(車椅子)は父ヘルマーの元部下で元妻で病院に入院している。
ヘルマーは病院の大事故の後、リーモアの家に越して来たが、3日後に死亡。
カレンは、オペ中、心停止し、回復後、自動運搬機を探します。
ヘルマーがテレビのリモコンの代わりにカレンの脳と繋がっている手術時のリモコンを使ったので、カレンの脳が反応し、その度、発作が起きる。
カレンは地下で壁をこじ開け中へ入ると自動運搬機を見付けた。スマホで自動運搬機を録画すると手が映った。

11.ビッグブラザー
カレンは自動運搬機に乗った。中は血管の様なものが通っていて、沼地に出た。モナがいた。更にエレベーターとドルッセ夫人のガイコツを発見し、脛動脈をたどって進めのメッセージ。蛇、カラス、トラもいた。大きなリトルブラザーのウド·キアの顔。と思ったら、ビッグブラザーになったと言う。彼の魂と組織はキングダム中に埋め込まれ、かつては建物や壁を動かせる力があった。今は衰え、自分の涙で溺れ死にそうなので助けて欲しいと言う。彼は、エクソダスの完遂の責任を引き受ける役目があると言う。
カレンは、ビッグブラザーの心臓を探します。
ヘルマーに怒り狂ったネイヴァーは、彼を殴り、スプーンで自分の眼球を取り出した。意味不明。
カレンとブルザーは、自分達のドッペルゲンガーが大公と話す姿を階下の廊下に見た。
カレンは、ユディットにリトルブラザーはビッグブラザーになり、病院中にいると教え、聴診器で胎動を聞かせた。
ユディットも心臓を探す。
カレがカレンの見付けた穴にカメラを入れ3Dで空間を再現してくれたが、それはバビロンの姿だった。
心臓外科のドアの中に心臓を見付けたがドアが開かず、クロウスホイを探す。
クロウスホイはヒキガエルの部屋にジジイ達と共にいた。彼は停電で21人を殺してからハブられ、この部屋で老人達に阿片を吸わせる事業を立ち上げていた。
心臓外科のドアを開け、ユディットが巨大な心臓の手術をした。

12.バルバロッサ
心臓から取り出したモノの中にキングダムのスノードームが入っていた。
バルバロッサとは、スウェーデン人達がデンマーク人に反旗を翻す作戦で、敵は病院。
カレン達をドッペルゲンガーが追って来て、壁の中にバビロンの子供達がいる。
ユディットがビッグブラザーに会いに行く。彼は門番で明るい霊を光の方へ、暗い霊を闇へ送っていた。
上空から見た、あの光る池がキングダムの門で、改築された時に門が解らなくなった。
バルバロッサ1波は失敗で、2波はポントピダンを銃殺する事だった。

13.エクソダス
ヘルマーはポントピダンを撃てず、アンナが撃ったが、銃は水鉄砲だった。
本物の銃でネイヴァーを撃った。
カレンが地下へ行くとユディットが死んでいて。ビッグブラザーは母の死を見て涙で溺れてしまった。鍵を得てカレンが門番となった。
大公が院長を殺した。
ホルガー·ダンスク像が元々あった病院前の公園が門の位置だった。
明るい霊と暗い霊の為に穴を掘る。
ヘルマーはアンナと病院を出て行った。
大公にモッゲが操られスマホの地図を操作され、明るい霊と暗い霊を逆の穴に入れてしまった。モッゲは2のラストに死んでいたので、大公に魂を売ったのだ。
モナが今すぐ壊せと言うと爆破が始まり、振り返らず走れと言ったのにブルザーは振り返り砂となった。
アンナは死神で、ヘルマーは高速道路で死亡。
キングダムは崩壊し、ヘリで到着した者に大公が、ようこそバビロンへと出迎えた。
カレンは自宅に帰りベッドに入るとベッドが燃えた。
監督からの注釈は、すべては盗まれた。

トリアー監督の間の解説はあるが、声のみで、若気の至りと過去の生意気な自分を反省していました。善も悪もある事を心得よ。結局、全滅で悪魔を招いて終わるラストは、らしくて笑った。今思えば、2は続編があってもなくてもバッドエンド設定だったのだろう。エクソダスは、続編として上手く過去と現在を繋ぎ、見応えのある楽しい作品に仕上がっていて大満足。見応えのある結末を作ってくれてトリアー観賞本当に有り難う。
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