FREDDY

予言のFREDDYのネタバレレビュー・内容・結末

予言(2004年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

つのだじろうの漫画『恐怖新聞』を映画化したホラー作品である本作は、休暇を終え家族と車で帰宅途中、重要なメールを送るために立ち寄った電話ボックスでふと見つけた、自分の娘の死亡記事が掲載された古びた新聞に書かれた通り、娘を事故で失った里見英樹に迫り来る、未来の事件や事故を予言する新聞による恐怖を描いたものとなっていて、内容としては、娘を事故で失い、それをきっかけに妻の綾香とも離婚した3年後、教師をつとめる高校の女子生徒・若窪沙百合に恐怖新聞を見たと告げられた里見英樹と、霊能力者の御子柴聡子の念写実験を行っていたところ、個人的な頼みで"恐怖新聞"の研究をしている鬼形礼の存在を教えてもらった元妻の綾香の2人が恐怖新聞の真相を追求すべく奔走していくのだが、本作の要である、未来の事故や事件を予言する新聞というアイデアは単純ながら面白いとは思いましたし、三上博史をはじめとしたキャスト陣のネームバリューもそそるものがあり、全体的に見ればそれなりの作品といったところ。ただ、これはこれで良いのだが、恐怖新聞の予言による未来を変えてしまったことで過去に飛ばされた終盤の畳み掛けは、個人的にはあまり好きじゃないですね。案の定の結末を迎えてしまいましたし、布石や伏線もあって自然な流れかもしれないが、きれいにまとまり過ぎた印象が。
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