ピちゃん

パラダイス・キスのピちゃんのレビュー・感想・評価

パラダイス・キス(2011年製作の映画)
4.1
過去鑑賞作品。

大好きで何回も見た。

ただ、原作の大ファンなのでちょっと細かいところが気になる。まず、徳森君がチャラすぎる。真面目系で優等生の役なはず。派手なパラキスメンバー、特に嵐と対比したイメージを徳森君に求めていたのでその点は残念。また、紫も茶髪で、ほんとに名門校の生徒?って感じ。あと、前髪がヅラ感満載でそこにしか目がいかないシーンがある、とても残念...。あと服装などもいろいろ気になるところが多い。その辺りはマイナスポイント。まぁ、実写化はコスプレではないし、パラキスメンバーと漫画と本作のルックスの違いに関しては目を瞑りたいと思う。(青髪金髪ピンク髪だと実写化では浮くし...)

本作で、1番印象に残ったのは嵐役の賀来賢人。演技が上手いし、漫画やアニメでは個人的にそこまでかっこいいと感じなかった嵐をはじめてかっこいいと思った。イザベラも実写化は事故るだろうと思っていたが、美しく、クオリティが高かったので驚き。また、オリジナルのラストは素敵だった。何より、YUIの曲が素晴らしい。挿入歌も含めてほんとにぴったりの音楽で大変感動。

服飾のキラキラした部分が見られて大満足。子供の頃に見て、それからずっとお気に入りの映画。自分も裁縫が得意だったら、服飾に進みたかったなぁと見るたびに思う。これは原作脚本が良い作品だと改めて感じる。つい、人のせいにして生きよう、環境のせいにして生きようとしてしまう自分に喝を入れてくれる作品。原作は夢と恋愛の狭間で悩む主人公という感じだが、本作ではどちらかというと自立がメインに描かれている。無理にテーマを詰め込めば失敗するから、2時間でまとめるために、少しテーマをずらしているところも高評価!

是非みんなに見て欲しい作品。