Omizu

From the Reports of Security Guards & Patrol Services Part 1(英題)のOmizuのレビュー・感想・評価

4.5
【第35回ベルリン映画祭 金熊賞(短編部門)】
ドイツのフェミニスト映画作家ヘルケ・サンダーの短編。「今日の夜までに自分が買えるアパートが提供されなければここから飛び降りる」というビラを撒いて、工事用クレーンに上る子連れの女性を映した作品。

普通なら下にいる人々の反応を映すのだろうが、ひたすら登り続ける女性を追っていく。ドイツの厳しい経済、シングルマザーの生きづらさを表現した秀作だと思う。

この時代にこんな優れたフェミニズム映画があったなんて。新たな発見だった。
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