ぶみ

キケンな大人の誘惑のぶみのレビュー・感想・評価

キケンな大人の誘惑(2022年製作の映画)
1.5
少女が堕ちていく。

ベン・メイヤーソン監督、ニコレット・ラングレー主演によるサスペンス。
転校し、初めてできた親友に誘われ、会員制の高級紳士クラブで行われる売春行為等、裏社会に巻き込まれていく女子高生の姿を描く。
主人公となる女子高生マギーをラングレー、彼女を裏社会に誘う友人ローレルをレイチェル・ターナー・ピュージー、マギーの母親ケイトをルネ・アシュトンが演じているが、正直誰も知らない名前ばかり。
物語は、ローレルに誘われるがまま、裏社会になし崩し的に足を踏み入れていくマギーと、彼女を見守る母ケイトの姿が描かれるのだが、そもそも、なぜ本作品を観ようとしたかというと、本Filmarksのレビューで一番乗りをしたかっただけ。
いつかは、何かの作品で最初に投稿できたらなと思っていたところ、Amazon Prime Videoにおいて先週金曜日に配信開始された本作品をたまたま見つけ、あらすじも面白そうであったため、チョイスした次第。
ただ、そのクオリティは…。
映像がチープなのは仕方ないにしても、肝心の物語が全く面白くないのは致命的。
紳士クラブで失踪した少女がいたり、マギーの恋愛模様も描かれるのだが、一本調子で何の捻りもなく、サスペンスやスリラーと呼ぶにはあまりにもお粗末で、テレビの二時間ドラマの領域にすら達していないというトホホな仕上がり。
また、原題が『Friend's in Deadly Places』に対し、観終わると全くもって的外れなことがわかる邦題も今一つ。
唯一の救いは、マギーを演じたラングレーが、アナ・デ・アルマス似のキュートさだったぐらいであり、彼女のおかげで、何が起きるのだろうかと気になって何とか最後まで観ることができたのだが、結局何も起きないというオチであり、見事レビュー一番乗りはゲットできたものの、そんな邪な気持ちで映画を観てはいけないと痛感させられた一作。

今夜、僕を探してくれ。
ぶみ

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