原作未読。綾野剛と柄本佑という、エロい二人がエロい姿を見せてくれるピンク映画。朝っぱらから何を観てるんだろう?という背徳感溢れる戸惑いを感じさせてくれました。もういっそ綾野剛と柄本佑が絡む展開も付け加えてくれても良かったんじゃないの。やけにテンションの低いピンク映画監督の綾野剛とやけに陽気な謎の男柄本佑と、二人に愛された翔子が羨ましい。この映画、ラストの受け止め方で印象が随分変わる気がする。姿見を眺める栩谷の背後でドアが開き、死んだはずの翔子が入ってくるシーン。私にはホラーに見えた。(笑)って感じですけどね。心霊動画みたいだったんだもの。最後の最後で「怖っ」てなったから、この映画は私の中ではホラーに分類されている。そもそも伊関って存在したのだろうか?素っ裸で目覚めた栩谷がパソコンに向かうと、それまでのシーンが脚本として書かれている。最初っから栩谷の想像?いや、栩谷が実は伊関なのでは?とか考え出したら混乱して、レビュー書くのに一週間位かかった。あとマキタスポーツさん、ギター上手いな!って思ったけど、よく考えたらミュージシャンだよ、この人。