ながの

首のながののレビュー・感想・評価

(2023年製作の映画)
3.8
庶民から武将、大名、天下人に到るまで、全員が狂人の世界で繰り広げられるおっさんずラブ映画。
そりゃひたすら殺し合いしてる時代だもんな、みんなおかしいに決まってるよな! という妙な説得力がある。
そんな連中による殺戮とコントとラブ❤️
妙な笑いがこみ上げてくるんだよなぁ。
スッゴい個性的な映画。他では代用できない唯一無二感は間違いなくあると思う。

ただ、映画としてはなんか緩急が弱くて平坦に感じたりも。
ここが見せ場!(例えば本能寺の変)とかも割とサラッと終わっちゃうのよなぁ。
その辺でなんか映画に乗り切れないという感覚を覚えたりも。

面白いんだけど、感想聞かれると、え、あ、まぁ面白かった……かな?
みたいな感想に。

それでも一見の価値は間違いなくあるとは思う。

役者陣はみんないいのだけど、特に良かったのは信長役の加瀬亮。
尾張弁で流れるようなパワハラが癖になる。
もっと信長観たかったわ。
この信長でレジェンド&バタフライやってくれ!!!

唯一気になったのは秀吉役のたけし。最初はホントたけしにしか見えんかった。
でも、なんか続けてみてるとこれはこれでという気分になるから不思議。
御法度で土方役のたけし見たときも同じこと感じたなぁというのを思い出した。
やっぱり魅力ある人なんだろうな。

エッチなシーンはあり。
おっさん同士の絡みです。

2023年196本目

2023年劇場37本目
ながの

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