なかもと

首のなかもとのレビュー・感想・評価

(2023年製作の映画)
3.7
金曜夜の日比谷で、客席は9割アラフォー男性。
まぁ確かに20代のカップルがデートで見る映画ではないよな。

時代劇版アウトレイジを想像してたので、若干予告編詐欺感はあり。
北野映画はアウトレイジシリーズしか見てないので、いわゆる"らしさ"的なものは分からないけれど、個人的にはまぁ楽しめた。賛否両論はありそう。

初っ端オープニングから全編にわたって、実に鮮やかに人が死んでいく。戦国時代の人命の扱いなんて、実際割とこんなもんなんだろうなと、妙にリアリティ感じてしまった。衆道や戦場泥棒なんかも、かなり生々しく描いてるのは、確かにこれまであまり観たことなかったかも。

ほとんど現代的なお芝居で、役者もみんな豪華でキャラ立ちしてるし、コミカルかつシニカルなシーンも多いので、割と観やすいかと。ハマらない人はハマらない。(私は途中まで笑っていいのか掴めなかったけど、隣のおじさんがめちゃくちゃ笑ってて、「あ、これは笑っていいやつか」ってなった)

小林薫と中村獅童がよかったなー
なかもと

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