彼が、「5時に夢中」に黒船特派員として出演していた際、なにかこう張り切り過ぎて用意していたようなコメントなりを決め顔を添えてぶっ込んだりなんかして、それをマツコ某が完全無視するという形でスタジオが冷え込む、という場面がほぼ毎週のようにあって。
いわゆる空気の読めない時代を経て対人距離がバグったままのあたいなぞはそれを感じちゃあ胃の痛い思いをしていた訳ですけれども。
なので、副島淳の活躍に触れるとなにか自分も報われたような気になったりする訳ですけれども、だからといって彼がSNSなどを活用しているとしてそれをフォローするほどでもないのだけれども。
とまれ。
となれば本能寺の変こそが山場かと思えば違うんだ、とか、こんな映画に感情移入しちゃ駄目だよ、と加瀬亮が教えてくれはするんだけれどもついつい癖で以てそれの出来るキャラクターを探している内に話が終わっている、という群像劇特有の罠に嵌まってしまって。
いわゆる初見殺し、味も大きさも違う饅頭をぎゅむぎゅむと口に詰め込まれている筈なのに全体、平板な印象に終わってしまいまして。
テレビバラエティそのままのビートたけしを北野映画で見られてこれ満足よね、という感想が精々、と。
そして以上を踏まえた上で臨んだ再観賞に於いては俯瞰視点を以て場面ごとの快楽を追求して果たして、幾度も腹を抱えるほど笑かしてもらいましたよ、と。