首のamayadoriのレビュー・感想・評価

アウトレイジの舞台を本能寺の変に移しただけ、と言ってしまえば身も蓋もないが、実際そんな感想がまずは出てきた。
所々のギャグ要素はたけしなりの照れ隠し。後半に向かうにつれ次第にギャグが増えていったのは「ごめん許して」と言わんばかりの自虐に見え、苦笑を禁じ得ない。
最終的には、アウトレイジと言うよりはTAKESHI'Sの様相に変化していた。
「誰がどう死ぬか？」が肝となる北野バイオレンスにとっては、本能寺の変という結末が分かっている題材はなかなか厳しい。