このレビューはネタバレを含みます
これが観たかった戦国時代！
戦国武将を英雄視したり、ジャニーズタレントが (内面、外面ともに)綺麗に描くNHKの大河ドラマに常々違和感を覚えてだけど、それを覆してくれる真の戦国時代が描かれていて、非常に好みの作品でした。
戦国武将なんてのは、聖人君主なんかの対極にいる、片田舎の武装集団のボスでしかなくて、私利私欲のために動く倫理観がどうかしちゃってる連中だと思うのです。
その点北野監督とすごく親和性の高いテーマだと感じてすごく期待していたし、その予想通りのリアルな世界を観せてもらえて満足しました。
女子供、妊婦関係なく首が飛ぶ、そんな時代。狂ってるね…今の時代に生まれてきてよかった。
で、シリアスなだけでなくビートたけしのギャグがあったり、クスッと笑えるパートもあって楽しめた。
弥助が信長の首を躊躇なくスパッと落とすオチもタランティーノみがあって笑えた。
寺島進がいた、謎のカルト集団が何者だったのかイマイチ掴めなかったので調べよう
