このレビューはネタバレを含みます
瑞々しい。(『台風クラブ』ぶり2回目)
海を超えた恋、文通しながら同じ時間にお互いの方角の空を見る、そんなロマンチックな事ある?
なんて風情のない物なんだと思い、スマホの画面叩き割りました。(嘘)
叩き割りたくなりました。
結末はリアルでありながら、最後の最後でロマンが残っていて好き。
日韓問題がテーマになっているが、自分がおかしいと思った事に対して全力で抗う少年少女の姿に心をうたれる。本作から20年まだまだ課題が残るが、ひとりひとりのこういう意識が後世を変えていくのだと思う。現に郁子が大人になった時代には高校生が夏休みに海を渡れるようになっているのだから。
水谷妃里は美しいし、上野樹里は天才。