たけうち

エンドロールのつづきのたけうちのネタバレレビュー・内容・結末

エンドロールのつづき(2021年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

『ニュー・シネマ・パラダイス』×『スタンド・バイ・ミー』でプロットとしては王道なものの、映画が題材というだけあって、映画好きからしたら「フィルムを眺めながら夢を馳せている少年」というだけで、エモーショナルな気持ちになる。

映写技師との関係や父親との確執など種々の要素はあったが、やはり少年たちが工夫して映画館を作り上げる過程が1番み応えがあった。
まるで『フェイブルマンズ』でみたスピルバーグの幼少期のような発想力で、サマイがこれから偉大な監督になっていく予感は十分に察せられた。

映写機がスプーンにフィルムが腕輪?にのシーンは切なくも、何となく面白く感じた。
ラストに繋がりもする良いシーン。
利便性が先行し、古きものが淘汰されるのは当然のことだけれども、複雑な気持ちに。

インド映画で料理をASMR風に映すのは珍しい気がする。
たけうち

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