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キリエのうたのryoのレビュー・感想・評価

キリエのうた(2023年製作の映画)
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声が出ない主人公だから声が出るようになって終わるのかと思ったら全然そんなことはなかった。てか最初から声出てるし。録音終わってたのとアフレコ目立つのはいいのかどうか。、
決して俺がバカだからじゃないと思うのだが、北斗の見た目が宮城、北海道、東京時代でまったく見た目が変わらないことと、アイナ一人が姉妹二役を演じるから、今見ているシーンは、いつ、どこなのか混乱してしまう。帰り道、小説のwikiを行きつ戻りつ読んでようやく理解できた気がする。しかし淀みなく真っ直ぐに語らない意図が見えない。というかそれが映画の狙いであるようにさえ。物語なんてどうでもいいんだという……。振り返って最も印象に残るのはメンヘラにリードされて電話口で狼狽える北斗。この映画のなかであのときの彼だけが、俳優に対する既存のイメージを裏切る演技をしていた。受けの芝居のほうが巧い。
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