こんにちは

キリエのうたのこんにちはのネタバレレビュー・内容・結末

キリエのうた(2023年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

2023年 20本目

見てよかったよ本当に。長かったけどどうにかこうにか。
舞台も違う3つの時間軸が同時に進むのに全然難しく感じさせないのすごい。
見終わって5時間近くたった今1番印象に覚えているのは波田目かもしれない。波田目がキリエも共犯者なのでは?と疑う時のカメラワークよ。怖すぎる。怖すぎる。ただ俺はこれが見たかったんだよ。岩井俊二作品を見るのはリリイ・シュシュに続きこれでまだ2回目だったがこの人らしさが存分に出てたのはこの波田目狂いシーンか最後の無理やりライブシーンだと思った。 そんでもってたたないのがなんともね。波田目というキャラもといあのシーンはとっても印象に残った。

あと、広瀬すずの高校生姿に少しの違和感を覚え逆に東京によくいる(いそう)な何して稼いでいるか分からない人役が似合うようになったのもなんか素敵というか面白さだと感じた。 ウィッグも最初はそういう楽しみ方する人も多いよね今、と思っていたが沢山の被害者にバレないようにする為ね。あと、スナックのママという女らしさで稼ぐ仕事につきたくないという思い(だけ)で東京に出た結果結婚詐欺という女らしさで稼ぐ犯罪に手を出すのがなんとも皮肉ったらしく感じた。 結局行動のモチベ/理由の根本が したくない! だとふわふわしちゃうというか長続きしないよねということなのかも。
ここら辺は 花束みたいな恋をした において序盤はパーがグーに勝つことに不平を言ってた2人が最後の猫?を巡るジャンケンでパーとグーでさらっと終わらせたところと似てるように感じた。全てがそうであるとは思わないが、大人になるということは何かしらを諦めること抵抗しなくなることでもあるのかもしれないと感じた。

家での丸メガネ黒木華可愛かったな。一緒に住みたい。
物語の本質に触れたいけども、なんか上手く言葉にまとめられないんだよね。『正しさ』は弱い と感じた。

保健所の人に あなた達は血縁関係が無いからもうるかちゃんのことは話せません と言われた時にそっか…と思ったよね。所詮そうどんなに心配しても愛を注いでもそう。客観性。


見てよかった。
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