岩井俊二作品が大好きなので感想を書く段階まで咀嚼するのに時間を要した。
卵が先か鶏が先かのレベルでアイナ・ジ・エンドありきで制作が進められただろうプロモーション映画です。(インスピレーションという意味で)
ただ作品の中には、過去作からの出演者、情景(Love Letterを彷彿とさせる雪景色、所縁のある石巻)、それを彩る久方ぶりの小林武史プロデュースの楽曲たち。
長年の活動で拡げ続けてきた岩井テイストに散りばめられていて、ファンが喜ぶ要素は多かった。
着地点をどこに持っていきたかったのかは一度観ただけでは分からなかったが、オフコース「さよなら」がこの物語の軸になってるはず。