マツザキさんの映画レビュー・感想・評価

マツザキ

マツザキ

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

主演のキリアン・マーフィーが「オッペンハイマーの世界で生きている。」とは、上手く表現したもので、自分たちは今も次の日にどうなっているか分からない、危うい均衡の世界で無意識に暮らしている。

オッペンハ
>>続きを読む

市子(2023年製作の映画)

3.7

鑑賞後にネタバレ読んだら、自分の理解と内容があまり一致してなかった。

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.2

圧倒的映像美だけではなく、期待を遥かに上回るスペースオペラの傑作!

ストーリー展開に関しては、皆さんご存知でしょ的な受け手任せは多々あったもののそれを気にしない程の迫力が全体を支えている。

ゲリラ
>>続きを読む

ゴースト/ニューヨークの幻(1990年製作の映画)

3.7

有名だけど中身はB級、でも味がある。
あの誰しも知ってるシーンは序盤なんですね。

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.7

アカデミー賞 受賞おめでとうございます。

ストーリー普通、映像技術高すぎるのギャップありすぎて感想まとまってなかったですが、世界の評価聞いて腑に落ちた。

映画に出てくるゴジラは本物かと思うぐらい怖
>>続きを読む

アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

3.8

文系黒人作家が嫌味のつもりでギャングスタ作品を書いたら大ヒットしてしまって…?!という設定だけで最高やん!
思い観始めたけど、アメリカにおける人種問題はそんなに生やさしいものではない。

実際のところ
>>続きを読む

うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー(1984年製作の映画)

3.9

原作未読だけど、語り継がれる名作なので鑑賞。
あらゆるSFアニメに影響を及ぼしたのだろう部分を随所に感じた。

パレード(2024年製作の映画)

3.7

藤井道人が撮るNetflix独占配信映画、どの様な作品になるのか楽しみに鑑賞。

簡単に言えば死後の世界と現代の繋がりを描いた映画で、現世への無念が晴れると成仏が出来る。
その中で主人公は東日本大震災
>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.9

哀れなるものたち=何を指しているのか。そう思いながら鑑賞していた。

3時間の内2時間は哀れなるものたち=男を現してる様な映画に受け取れた。
ただベラが学び成長していく過程で、受け取る範囲は拡大してい
>>続きを読む

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

3.8

三宅唱監督のティーチイン付き試写会に参加。

精神的な悩みを抱える2人が出会った時に生まれたのは、変わることではなく助け合うという気持ち。その気持ちを通して、どこか生き辛かった世界が明るく見えてくる。
>>続きを読む

ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

3.8

原作読了済みから評価が高く、未読の人からは評価が低い印象。

漫画もアニメも全部観てる側からしたら、大満足。
漫画実写化の中では、かなりハイクオリティな作品だと感じた。

原作を意識した表情のニュアン
>>続きを読む

ゴーストワールド(2001年製作の映画)

3.8

良い映画だけど、自分にはそこまで響かなかった。
これが年を重ねるということ、若いうちに観たかった!

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.3

主人公は公共トイレ清掃に従事し、カセットテープで聴く音楽、読書、仕事終わりの銭湯とお酒が好きな平山さん。
そんな主人公の日々の暮らしがこの映画の全てで、実際はほんの一部。

「1人で寂しくないんですか
>>続きを読む

キリエのうた(2023年製作の映画)

3.7

岩井俊二作品が大好きなので感想を書く段階まで咀嚼するのに時間を要した。

卵が先か鶏が先かのレベルでアイナ・ジ・エンドありきで制作が進められただろうプロモーション映画です。(インスピレーションという意
>>続きを読む

水は海に向かって流れる(2023年製作の映画)

3.5

映画としては良かった。
ただ原作漫画が好きすぎたのと、田島列島作品独特の絵柄が醸し出す、人が生まれ持つ言葉にし難い人間が必ず持つような悪意を映像化するのは難しいのだと感じた。
(子供はわかってあげない
>>続きを読む

ジョゼと虎と魚たち(2020年製作の映画)

3.7

原作未読。映画版とはまた違ったストーリー。
アニメ版は全年齢対象的な内容。

清原果耶が上手い。

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

事前情報なく、どんなストーリーかも一切分からない。あえて何も知らせない宣伝スタイルだからこそ、公開初日に鑑賞。

忖度抜きな感想を言うと、ストーリー難解、映像凄すぎる。
ただストーリーに関しては考察と
>>続きを読む

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.5

田舎を舞台に描いていたと思ったら、監督の描きやすい東京に行き着く。
伏線だと思いきや何も関係ない部分も多かった。

あのこは貴族(2021年製作の映画)

3.8

自分たちが普段交わらない(交われない)だけで、高階級層(俗に言う天上人)の人たちは確実に存在する訳で。

何らかの気まぐれで下界に降りてきて交わることによって、知らなくていい卑屈さを感じてしまうのは不
>>続きを読む

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.9

世界から愛される任天堂コンテンツ=スーパーマリオブラザーズ。
ゲームを映画として質の高いものに昇華させる難しさは、名作が少ない点から言わずもがな(バイオハザード、ポケモンとかがパッと浮かぶ良作?)
>>続きを読む

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

3.8

親子のひと夏のバカンスを映した映画だから、日常的なシーンと会話が中心。
映像で感情の機微や娘の成長、父親の葛藤を描いていて、皆まで言わずとも鑑賞側が感じてくれという作品。

個人的にはこういう映画好き
>>続きを読む

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.3

凄いものを観た。
MCUをスパイダーマン以降、追えてない自分からしたら、もうスパイダーマンを摂取するだけで満足なんだと思ってしまった。

アニメーション映画の革新的な点。
音楽映画として充分楽しめる点
>>続きを読む

ナワリヌイ(2022年製作の映画)

4.0

ナワリヌイ、毒殺されかけたが生存し、いまはロシアで不当拘束されていることは知っていたがここまでとは。

自らの暗殺計画を企てた組織を突き止め、仲間のフリをして言質を取る。そしてSNSで世界に発信。それ
>>続きを読む

ヘルドッグス(2022年製作の映画)

3.6

岡田師範のアクションなければ観続けるの少しキツかったかも。その設定いる?的なのもいくつかあった。

ただ車内での戦闘シーン、あれは良い。

神々の山嶺(2021年製作の映画)

3.8

日本語訳で観るのがオススメ。声優がいい。

映画は評判悪いらしいけど、山登りの性、登場人物たちの目的に対する熱量が伝わってきて良かった。

RRR(2022年製作の映画)

4.2

この世を楽しめる人間かどうか、それはRRRを「観てる」か「観てないか」の二択にしてもいいぐらい。

全年齢対象!!!!
血湧き肉踊る!!!!
生きる活力が漲る!!!!
愛と正義の物語!!!!

恋は光(2022年製作の映画)

3.8

恋という概念を光で可視化する発想、ありそうでなかったかも。
(恋は感情という考えもあるけど、今回の場合は好きなだけで光が見える訳でもなかったと思うので概念として捉える。)

日本はこういう映画をもっと
>>続きを読む

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

3.8

音楽最高、ジャズについて少しは知れたかも。
映像はビーストウォーズの片鱗が少しあった。

>|