このレビューはネタバレを含みます
めちゃくちゃにしんどかった。
震災の話が出てくると思ってなかったので
本当に映画館で見るのが辛くなってしまった。
目を背けてはいけない事実なのだけれど。
大切な人を失わず、重い荷物も背負わず、何不自由なく、幸せに生きててごめんなさい、とまで思わされてしまった。
もちろん、それが伝えたかったんでないことは確か。
ただただ、アイナの歌声が心地よく刺さり、それが救いだった。
きっとマオリにとっても、救いだったんだろう。
ルカにとっても。
犯罪者でも、自分を救ってくれたことは変わらぬ事実で、今この楽しい瞬間を作ってくれたのも彼女。
あの関係性を友情なんて簡単な言葉で片付けてしまうのは違和感がある。なんだろう。
あと、松村北斗の演技が良かった。
自然でリアルで、苦しかった。
めちゃくちゃしんどかったけど、見たことを後悔はしていない。
