ぺー

PERFECT DAYSのぺーのレビュー・感想・評価

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)
4.1
映画 PERFECT DAYS(2023)日本.ドイツ/124分
監督 ヴィム・ヴェンダース
脚本 ヴィム・ヴェンダース 高崎卓馬
主演 役所広司 柄本時生 中野有紗
   田中泯 三浦友和

2023年今年最後に映画館で観る作品になるかも。
海外作品で日本舞台の内容に惹かれて。
12日間にも及ぶ役所広司演じる一人暮らしの独身の中年男性"平山"の公衆便所清掃員しながら木漏れ日と昔の音楽を趣味に生きる日常を淡々と写しているのにも関わらず、面白かった。
好きな景色を見たら写真を撮る様子が自分にそっくり。
植物に優しいところとかなんか刺さる。
1人が一番楽なはずなのに誰かそばにいてくれることを切実に願っている隠れた想い、共感しちゃうよ。
どんなに同じ日々を過ごしてても小さな変化に気付ける、平山のようなそんな大人になっていきたい。
仕事は仕事、休憩は休憩、メリハリつけてね。
都内の色んな多種多様な公衆便所行くからETC会員なの細かくていいな。
おばあちゃんの箒の音で目覚め、歯磨きをし植物に水をやる、木に抱きつくホームレス、泣いてた子供を母親の元に行かせようとしたら母に会って子供の手を拭かれても手を振ってくれたり、ガラス張りトイレに驚く黒人女性、平山のカセットテープ売ろうとするクズな後輩、公衆トイレで知らない誰かと手紙で〇✕ゲーム、後輩の変な彼女、ニコという女の子、平山の過去、スナックママの元旦那、影踏み、どれも魅力的だった。
タバコ吸って2人むせるシーン笑うわ。
畳の掃除って新聞紙濡らしてちぎって散りばめて箒ではくんだなこれは役立ちそう。
こういう系の2時間って長いはずなのに時間があっという間に感じた。
あと初めて映画館で4:3アスペクト比上映観たんだけど、あんな感じなのね。
4:3を正しく使った映画だった。
1人の時間も超大切よ。
8日目のニコとバイバイした時に見た夢の中に腹にナイフ見たいの突き刺さった倒れた女性みたいの見えたんだけど、勘違い?やはり過去に何かあったのかな。
ぺー

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