このレビューはネタバレを含みます
2023_033
執拗なまでに強調されたTHE Tokyo Toiletと、ある種の執着を感じさせるほど綺麗に磨かれるのは建築家が設計したトイレたち。新たなTOKYOを象徴するスカイツリー、その直下に今も残る昔ながらの木密地域の対比、首都高、身につけるのはUNIQLO、食べるのはLAWSON。
撮っているのが日本人でないヴィムヴェンダースであることに驚き
情緒あふれる"木漏れ日"と言う言葉とともに描かれる今を精一杯生きる人たちのすれ違いと重なりの日常の裏側に、プロパガンダとしての映画を感じざるを得なかった。
これは皮肉?
アップで抜かれた長回しドライブ中の顔からはいろんな感情が読み取れた、怖さがあった