ちょっとね、これは大好きでした。
役所広司の言葉が少ないのに感情を伝える感じ、とてもよかったです。これは他の俳優さんにも言えるけど。柄本時生のあのたるい感じもぴったりだし、浅草の地下の飲み屋の主人も最高。お子の素の美しさも素晴らしい。このお子が出てきたことで少し変化が出る役所広司にもグッときました。
とにかく言葉が最小限なのに伝わってくる、こちらがそうなんだろうな、ってびしびし思わせてくる感じが心地よい映画でした。
あと、いろいろな伏線というか、脇の話が解決しないままなのも好きで、それもこちらに委ねる感じが大好きでした。人生に説明なんかいらないし、片付かないことがあって当たり前だ。
音楽も耳心地よかったなぁ、飲み屋のママにしておくにはいい声すぎる人の歌も聞けたし。カセットテープ、懐かしいな。
年末の落ち着いた時間で観るのにちょうどよすぎる映画でした。
出てるの気付かなかった人もいたなぁ、、悔しいわー。しかし、渋谷区だけ?のトイレなのにオシャレなトイレが多いこと多いこと。機会があれば何かのついでにでも観に行ってみたいな。