だいカラさん

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章のだいカラさんのレビュー・感想・評価

5.0
2024年23本目です。

浅野いにお先生のマンガ原作のアニメ化映画でした、浅野いにお先生大好きなんだよなぁ、、

ある日突然空に宇宙人?のくそでかい母艦か現れ、それまでの日常は終わりを告げた、、けどそれから3年後、母艦は特に目立った行動をすることなく、日常の中に非日常が溶け込んでしまった日常で、門出とおんたんはいつもと変わらない毎日をいつものグループと過ごしていた、、

浅野いにお大好きなんだけど、この原作マンガが出ていたころ、途中で買うのを断念してしまい、、実は原作中途半端状態でした。

でも、それが逆によかったかもしれないです、予備知識が少しだけあって下手に詳しすぎないフラットな感じだったので、とっても新鮮な気持ちで楽しむことができました。

それに一役買いまくったのが、なんといってもあのちゃんといくらちゃんの声だったなー、この2人のおかげでデデデデの世界にどっぷり浸かることができました、しかしあのちゃんびっくりするほどそのまんまなのにものすごい合ってたな、、はにゃにゃフワー!だったわ。

いくらちゃんも最初はん?と思ったけど、後半のすごみがある感じよかったな、っていうかあのちゃんが世界観持っていきすぎだったなぁ。

お話としても、非日常が日常になってしまった世界で、何か変わるんじゃないか、と思っていたのに意外と大きく変わることなんてないんだね、みたいななんともいえないもやもやした感じがとっても浅野いにおらしくて、うわぁ、どんだけ共感させんのよ、、っていう嬉しさで一杯でした。

原作、読みたくなってしまったなー、、くそー、初回限定版の特典のイソベやんぬいぐるみとTシャツも持ってるのになぁ、、悔しい。

そう、このイソベやんっていうキャラが愛らしいのにある意味キーになるとてもいい役でした。人外をポイントに使うのも浅野いにお式だなー。イソベやんのマンガ読みたいわー、、原作最終巻12巻の初回特典についてたんだってさ、あーなんたることか。

女子グループもみんなキャラがいいし、おんたんのニートの兄貴も残念でクールでおもしろい、曲もゴリゴリだし、映像だって申し分ない、青春感と非日常を混ぜ合わせているから一見取っつきにくく冗談はよしてよ、とか感じるかもだけど、実は冗談みたいなことが現実に起きている現代のことを描いているんじゃ?とか勘ぐってしまうとてもよい世界観のアニメでした。

後章、当然観ないといけないな、曲もダウンロードしたよ。いやぁ、楽しかった。
だいカラさん

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