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PERFECT DAYSのTENのレビュー・感想・評価

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)
4.3
東京渋谷のトイレ清掃をしている平山
安っぽいアパートに住んでいる 朝起きて、布団をたたみ歯磨きして、苗木に霧吹きで水をかけ、アパートを出てすぐに缶コーヒー(BOSS)を買い車でトイレ清掃に向かう
昼は、サンドイッチと牛乳 カメラで木漏れ日を撮す
仕事が終わると自転車に乗って銭湯に行き、その帰りに駅構内の飲み屋で飲んで食べて、家に帰ると本を読んで眠くなると寝る
毎日、ルーチン化した生活を送っている
休みの日には、コインランドリー、写真の現像、行きつけのスナック

そんな淡々と過ごす中にも、変化はある
変わらない馴染みの人たち、そんな人たちが変われば平山も変わらざる終えない

妹の娘ニコが突然、家出をして平山のアパートにやってくる
いつも口数少ない平山が、ニコとは会話になっている
ニコとの会話、ニコを迎えに来た妹との会話や表情から平山に何があったのか過去がきになりながら明かされない モヤモヤ・・・

貧困なわけでないけど、あえて安アパートで物が少ない生活
自分の好きなもの:本、カセットテープ、苗木はいっぱいある

人との関係も嫌いなわけではなく、必要なものをしぼっているように思えた

男子高校生の息子も観たいというので、一緒に見に行った
感想はあまり教えてくれない
良かったとは言わないが、悪い評価でもないみたい 「役所さんがすごいわ 」と、確かにセリフがあまりなく表情や立ち振舞いで表されていた
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