正月休みが減ってしまい気持ち落ち込んでたのですがこんな気持ちのまま年越しではいけないと思いこの映画なら気分変わるだろうと急遽駆け込みました。
この映画を選んで良かった。
完全に心を持って行かれましたので私はいつもエンドロールの時にスマホの電源だけとりあえずオンにする作業に入るのですが最後までスマホ触らずずっと観てました。
穏やかであまり感情の起伏を見せない平山さんも人手不足で仕事に駆り出されたら怒り爆発してたので正月休み削られて怒ってるあっ！今日の私だ！とちょっと笑ってしまった。
日常系映画で特に何か大きな事件が起こるわけでもないのですが役所広司さんの演技はやっぱり引き込まれる。穏やかだけど過去に何か抱えてる。多くは見せないけどそういう人間性がしっかり出てて平山さんみたいな人いそうと思いました。美しい優しい繊細な映画でした。
ラスト数十分あたりから最後の木漏れ日のところかなりきました。
私もこんなふうに生きて行けたならどんなに良いだろうか。でも長い人生ですからそんなにパーフェクトじゃない事もありますしそんな時の切なさもたまらん。
甲本雅裕さんの居酒屋店長さんのおかえり！ってお客さんに言うやつ良いですね。
インスタで甲本さんも出てると知ってあの東京サンシャインボーイズから知ってる役者がこんなすごい映画に出てるなんて感慨深い気持ちにもなりました。
