主演:役所広司(平山)
街の公衆トイレの清掃員として働く平山は、一人暮らしで規則正しく、几帳面な生活を送る。
そんな平山の日々と人々との関わりを観る映画。
平坦なストーリーだから映画館で観ないと最後まで集中力が持たなそう。
ただそんなシンプルな映画でも役所広司の演技によって深みが作られて、引き込んでくる。
基本的に静かだけど、エモい洋楽がかかると一気に映像が鮮やかに見えて音楽の大切さを感じた。
役所広司がニヤリと笑うシーンとか感情を露わにするシーンは、どうしてその感情になったのかが分かりやすく描かれてない。から逆にそこがリアルで良かった。
儚さと孤独感を強く感じる映画だった。