丁寧

PERFECT DAYSの丁寧のネタバレレビュー・内容・結末

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

役所広司のイメージビデオすぎる。
リアリティに寄せたいのか、ユートピア的な日本(畳の部屋、神社の入り口で礼拝、勤勉さ、清貧さ)を撮りたいのかあまりよくわからなかった。
少なくともあのアパートで暮らす人間に、毎日外で晩酌して子綺麗さを保ち、若い女や行きつけの店のママに良くしてもらえる人生があるとは私は思えない。あの部屋に住まざるを得ない人生と好き好んであの部屋に住む人生は別物ですが。

地下街の飲み屋で払っていた千数百円と、都内の銭湯の入湯料520円と昼のサンドイッチと牛乳の代金の計算が頭の中で無限に巡っていました。貧困ではなく、清貧が撮りたいのだと強く感じた。

一緒に行った人はずっと谷崎潤一郎の陰翳礼讃ってこと?と言っていた
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