観た回数、観る年齢で印象がコロコロ変化しそうな余韻系、人生讃歌映画。
パーフェクトな日々は人生において果たしてどれくらいあるのだろう。
いや、パーフェクトな日々はこの映画の主人公にすらあまりないのかもしれない。
だけど「今度は今度」「今は今」なんだと思う。今を生きなきゃ。
音響効果が素晴らしい。
朝の落ち葉はきの音。車の中で聴くテープ。神社の木々のそよ風。夜本を読む時遠くで聞こえる踏切の警報器の音。
映像効果が素晴らしい。
スカイツリー。高速道路。車からの景色。自転車からのドライブショット。
そして木漏れ日。
役所広司の演技が素晴らしい。
映画役者とはこの人のこと。完全に便所掃除のおっさんと化している。割とイケメンなのに。すっかりおっさん。
ラストカットの演技なんてもう絶品。