ひたぎん

傷物語-こよみヴァンプ-のひたぎんのレビュー・感想・評価

傷物語-こよみヴァンプ-(2024年製作の映画)
5.0
もっともっと評価されるべきアニメ映画

一度3部作として公開された映画が、それでも物足りなさを感じた監督が、ずっと少数人数でカットを補修し、1本の映画用に編集した一本
しかもアフレコも新録箇所あり。

前回の三部作版でも感じていたことだけど、アニメ化物語での真骨頂は「言葉遊び的台詞」「神谷浩史の怒涛の朗読」「シャフ度演出」だった、しかしこの傷物語では完全にそれらは捨て去られていて、セリフではなく極力映像や演出で魅せるストーリーや紙芝居ではなくしっかりアニメーションで魅せるシーンの美しさを追求していて、映画好きとして非常に満足度の高いアニメになっている。

「劇場用のアニメ映画」として高いクオリティが保証されている。劇場用のスピーカーで堪能する声優の迫真の演技も最高だ。

たまにはこういうアニメ映画も見たいと思わせてくれる。

そしてアニメ物語シリーズをまた一から見直したい。
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