PERFECT DAYSのたけのこのネタバレレビュー・内容・結末

平坦だからこそ日常の中にある変化が際立った。仕事、通勤経路、外食、休日の過ごし方はずっと変わらない。東京はトイレの造形が豊富だ。
彼は寡黙でほとんど話さない。寡黙なだけで苛立ちや喜びはきちんと彼の中にある。都会の真っ只中にある人間関係の周縁に彼はいて出会う人の一端に現れて、消えていく。
数少ない会話から関係性を探る感じだった。過去に何かがありそうだし、体力を使う今の仕事をずっと続けられるかは分からない。それでも彼の今は満足があって静かだと思った。