ヴィム・ヴェンダースが敬愛する小津安二郎作品のような、大都会東京の都会ではない部分、淡々とした日常を木漏れ日のように垣間みることができた
ヴィム・ヴェンダースなりの”東京物語”だった
また、起伏のない日常が繰り返される感じは、ジム・ジャームッシュの『パターソン』のようだった
さすが写真家でもあるヴィム・ヴェンダースだけあって、やはりカットにセンスがある
見慣れた東京の景色ですら、美しい
あと、東京というか渋谷区にはおしゃれなトイレがたくさんあるんだなと思った
当たり前だけど、誰かが日々掃除してるんだよなと
役所広司、缶コーヒーBOSSのCMで似たような役どころ演じてたような
違和感なかったな
一生懸命仕事して、写真撮って、音楽聴いて、銭湯行って、酒飲んで、本読んで、寝る
まさに、PERFECT DAYS
ああいう好きなことをする生き方嫌いじゃないな
寧ろ、晩年の理想郷みたいな
ママの歌が上手い、そりゃ歌のうまいあの人が演じてるから当たり前か
まさかの配役には驚いた
そういえば、全くの余談だが、平山の姪っ子の名前が「ニコ」なのって、やっぱり劇中歌で使われているヴェルヴェット・アンダーグラウンドにかけてるのかな！？
この映画を一言で表すと、トイレ好き（外でよく利用する人）必見の映画でした
