本当に世の中を良くしてる人って、社会の片隅で真面目に働いてるこんな人なんだろうなと思わせる作品でした。
これほどに「一隅を照らす」という言葉がぴったり合う作品はそうそうない。
この主人公とにかくよく微笑みます。朝起きて太陽を見て微笑み、木漏れ日を見て微笑み、トイレ掃除の最中に出会うホームレスを見て微笑み、人助けをしたのに蔑まれても微笑む。
そして自分の与えられた場所で立場で仕事と正対して何事も前向きに取り組む。
一見すると不遇の人生でも世の中を恨むことなく、ささやかな日常に感謝する。
地に足の付いた生き方ってこういうことを言うのだろう。
人生における真の豊かさとは何かを教えてくれる素晴らしい作品でした!
「今度は今度、いまはいま」