sakiko

PERFECT DAYSのsakikoのレビュー・感想・評価

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)
4.3
キャッチコピー:
こんな風に 生きていけたなら
鑑賞後(わたし):
こんな風に生きていける筈 。

おじさんの世界とママの世界
わたしはどっちのせかいに居るの?

今度は今度 いまはいま
( いまが幾つ重なったときのいつか )

分からないことが多いまま終わっていく
- やってみましょうか、そこに立ってください(重なる影を見て)同じままな筈が無いでしょう、そんなことある訳が無い

只 やさしいだけでも穏やかなだけでも 無い 。
でも日々のうつくしさに揺れる心に 滲む目に 浮かぶ微笑みに、
気付いていよう 気付けるひとで在りつづけよう 。
此処から居なくなるその日まで、
そんな風に 生きていける筈だ、わたし達は 。

光の 平山さんの瞳の 緑の 一番風呂の ひとと交わす言葉の 文庫本の 水に映るライトの 影の 木漏れ日の、、
そして ひとが生きていくことで生まれる 生活の それが連続した その せかい の、、

この国の うつくしい ところを
沢山 たくさん 切り取ってくれて ありがとう 。

政治家の言葉が信じられず 犯罪が増え 差別や時代の変化への適応 環境への配慮、
問題や課題を挙げたらキリがないけれど 。
捨てたもんじゃないです 。
真面目な 綺麗好きな 繊細な
この国のひと達の持つ心は 。

それを、
この国の生まれでは無いひとの目が捉えた 映像が 素敵な外国語の音楽と共に流れるこの映画が、なんだか凄くうれしかった 。

( 上から目線の様に国のことを話してしまいすみません、一個人の思考として。)
sakiko

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