このレビューはネタバレを含みます
めちゃくちゃ良かった。
(数は少ないけど)今まで観てきた映画の中でも最高の作品の1つになったと思う。
以下、まとまってないながらメモ。
平山という男の背景は多くは描かれない。
ただ、姪との自転車のシーンで謳われる「今度は今度、今は今」というセリフは素敵だなと思う。
友山とのシーンは、女将の元旦那という過去を持ち、死という未来が待つ友山と今、全力で影踏みを楽しむ姿が印象的だ。
平山は達観してるように見えるけど、日々のルーティンから外れたイベントがあった時の動揺や喜びの表れ方がいい意味で、とても人間らしいなと思った。
ルーティンをこなす役所広司さんの演技は流石すぎて、この人にしか平山は演じられないと思った。冒頭の布団をたたむシーンは本当に何十年もやってるみたいだ。
何度も見直したい作品だなあ、と思う。