八幡様と呼び、遊び場にしていた境内や、時々仔犬が段ボールに入れられ捨てられていた代々木公園前の小公園。
そんな場所場所でトイレ掃除をする男性の物語。ノスタルジー。
毎日、同じルーティンを繰り返すだけの日々。彼が仕事に向かう車内で、その日に聴くカセットテープをセットし、スカイツリーが見えた瞬間にテープを滑り込ませる。
全ての曲が、馴染みのある曲たちで改めて聴き直したくなる曲ばかり。サントラが出たら即購入だ！
ドラッグ依存について歌ったものだと言われている、Lou Leedの"Perfect Day”の一節"You're going to reap just what you sow"は新約聖書の『ガラテヤ人への手紙』の引用で「良い種を蒔いたらいつか収穫できるように、良いことしてればいつか報われるよ」ということらしい。
きっと観終わったら、必ず彼のこれまでの人生とこれからを想像してしまうはず。
