平山さんというキャラクターが最高。
大好き過ぎる…木々のような人柄。
流れる景色を流れるように眺めて一瞬一瞬を愛でる。
そして決して流されるわけではない、芯がある。
仕草も言葉も全部好きだったなあ…全シーンが自然で可愛い。平山さんの隣りは落ち着くだろうなあ。
出てくる登場人物がみんな人間臭くてリアルで素晴らしかった。みんな未完成だから、木々のように安らかな平山さんに寄っていくのかな。監督の凄まじい人間愛を感じました。
また、役所さんがたまらん。本当に生活を一緒に過ごしているような感覚。
最後のシーンなんて、あんな切なく、満たすような満たせないような表情を見たら、ああ私は別所さんの？平山さんの？ファンになったな？と気づいてしまった。
鑑賞帰りに未読だった幸田文さんの『木』を購入。こんな完璧な日々、誰もが染まりたいんじゃないかしら。
