若いうちは変化することが良いこと、退屈は悪、と思ってしまうけど、本当は一定の暮らしをすることでより変化がわかるのかもしれない。引き算の発想か。
主人公が清掃するトイレはなかなかオシャレな都心のデザイントイレなのが意外。住まいは二階建ての長屋、銭湯、自転車…とスカイツリーの対比。
本を毎晩読んでいて、インテリ。でも、必要以上に難しく哲学してない。
いろんなノイズが多い世の中で、日々無口で淡々と、でもいろんな感情を感じながら生きている姿がよかったな。
最後の喜怒哀楽すべてある表情の演技は、すごいものを見たという感じだった。
シンプルな分、役所さんの笑顔とかちょっとした表情に魅力がある。
清々しい気持ちになった。