eclairさんの映画レビュー・感想・評価

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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.0

若いうちは変化することが良いこと、退屈は悪、と思ってしまうけど、本当は一定の暮らしをすることでより変化がわかるのかもしれない。引き算の発想か。

主人公が清掃するトイレはなかなかオシャレな都心のデザイ
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パリの調香師 しあわせの香りを探して(2019年製作の映画)

3.7

調香師のお話。
ちょっと人生でこじらせてしまった部分がある男と女の話。
今は中年になってそういうこともあるよね、とすごくわかる。
結婚にキャリアに、どう生きても正解はないが、これでいいのかわからない。
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プチ・ニコラ パリがくれた幸せ(2022年製作の映画)

3.8

フランス語を勉強した人は初学者のときプチニコラに親しんだ人も多いと思う。そんなサンペとゴシニのプチニコラをめぐる回想録のような世界。絵や言葉をトリガーに自由自在に空想の世界を飛び回る自由自在で破天荒な>>続きを読む

テノール! 人生はハーモニー(2022年製作の映画)

3.5

パリのbanlieue出身の青年がアルバイトの寿司屋デリバリーの際にひょんなことからオペラの才能を見出されるシンデレラボーイストーリー。それ以上の何かがあるわけでもなく、教訓があるわけでもなかったが、>>続きを読む

パリタクシー(2022年製作の映画)

3.8

毎日会う人でも、断片的にしかその人を知らないもので、歳を重ねるとその人が何を大事にしてどのように物事に立ち向かって生きてきたか、なかなか知る機会もない。タクシーに乗り合わせただけならなおさら。
終活、
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マッキー/Makkhi(2012年製作の映画)

4.0

マッキーって何?よくわからないまま見始めて驚愕。あまりの壮大さにインターバルの前に鳥肌が立った!笑 エンタメとして面白い。そして欲深い人間は小心者だなぁと。悪い人は徹底的に悪く何度も生き返る描き方もし>>続きを読む

RRR(2022年製作の映画)

3.7

ロングランで面白い!ということしか知らず予習なしで観たので、キングダム並みの決闘(死闘)シーンの多さが耐えられず最初の1時間は辛かった。単なる内ゲバの話かと思いきや、どんでん返しが続き、相反する二人が>>続きを読む

完全なる飼育(1999年製作の映画)

3.5

竹中直人にその他脇を固める俳優陣もよく、和田勉って凄かったんだなと思った。暗い題材をありえないほど屈託なくあっけらかんと作ってあり驚いた。飼育…つながりのエロティック系ムービーが多いのはこれがルーツな>>続きを読む

ソフィー・マルソーのSEX LOVE&セラピー(2014年製作の映画)

3.5

酷評いっぱいだけど、エンタテインメントという意味で可愛く明るくセクシーなアラフィフのソフィーマルソーがチャーミングでよかった。話もアケスケではあるが、意外とテンポよく、心理戦もあって、彼彼女とも悩んで>>続きを読む

劇場版 荒野に希望の灯をともす(2022年製作の映画)

4.0

中村哲さんのドキュメンタリー映画。運良く谷津監督の舞台挨拶の回が取れた。
21年密着して取材された監督の知る中村さんのエピソードを聞いて深まったように思う。
医師として命を助け、そのうちに対症療法では
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シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

4.0

Twitterで批評家とやりあい炎上してしまい、シェフがフードトラックを始める話。でも、色んなものを失って何かがとれて、ダイレクトにお客さんの笑顔を見て自分の原点に戻り大切なものが見つかる。炎上の批評>>続きを読む

チア☆ダン 女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話(2017年製作の映画)

3.9

爽やかでよかった。笑顔ってほんとに武器だなー。やらされでなく、心の奥から湧き上がってくる気持ちを明るく素直に美しく表現できるのが素晴らしい。頂点に立ってはじめて見える景色もある。なかなかその頂点には立>>続きを読む

トップガン(1986年製作の映画)

4.0

トップガン・マーヴェリックを観て復習。前作と全く同じ展開だったのね、と今更ながら。若かりし日のトムクルーズもかわいらしくて素敵。ドキドキ度はこちらの方が高いかな。80年代ファッションが流行ってるので違>>続きを読む

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.0

胸熱。前作観てなかったがすんなり話もわかりそれだけでも面白かった。IMAXで迫力満点でした。

大河への道(2022年製作の映画)

4.0

芝居向きとは思ったが、なかなか面白い!
中井貴一が渋い。

ひまわり(1970年製作の映画)

3.9

戦争という究極の体験は人を変えてしまう。戻ってもきっと元通りにはならなかった。戦争に翻弄されお互いに別の道を生きることになった、そういう人はたくさんいたのではないかと思った。なんか普通に衝突して合わな>>続きを読む

パリ13区(2021年製作の映画)

4.0

性描写はそれなりに激しいけど、現代の主人公たちが抱える寂しさとか問題は本質的でよかった。les olympiadesという場所は知らず、パリが全然違って見えた。

エール!(2014年製作の映画)

4.0

コーダあいのうたのリメイク元とのことで再視聴。

中学生には見えない体格と歌唱力、というのは置いておいて、聞こえない家族に一人だけ聞こえる子どもという境遇はけっこう過酷。
しかもその子が得意な歌うこと
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アネット(2021年製作の映画)

3.5

忘れていたレオス・カラックスワールド、こういう映画の人だった、と懐かしくなった。
ちょっとやそっとじゃめげないけど、最初の1時間はわからなくてつまらなくてほんと帰りたくなった。
ヨットのシーン以降やっ
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パリ、嘘つきな恋(2018年製作の映画)

4.1

見えすいた展開だけどなかなかフランスらしくおしゃれに仕上がっていた。フロランス役のアレクサンドラ・ラミーが素敵であんな感じに年を重ねたい。ジョスランは昔の上司に似ていているよな、カッコいいのに熱くて軽>>続きを読む

昼顔(1967年製作の映画)

3.0

けっこうはちゃめちゃな話かなと思う。見どころはカトリーヌドヌーブの端正なバッチリメイクとサンローランの衣装、ロジェの靴かな。途中で離脱。

ダメージ(1992年製作の映画)

3.0

皆さんのコメントが面白くて思わず笑ってしまう。
愛ではなく欲求不満を強引に動物的に解消しているとしか感じられないセックスシーンは見ていて苦痛。話も観なくてもだいたいわかってしまい、コマ送りにして終了。
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愛人 ラマン/恋人・ラマン(1992年製作の映画)

4.6

性描写が激しいフランス映画という印象だけしかなかったけど、大人になって鑑賞してみたら、やはりこれは文学だ。そして映像美。単なる愛人と言いつつ、中国人の金持ち青年や主人公の心のヒダをきめ細かく描いていて>>続きを読む

アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング(2018年製作の映画)

4.5

doveのありのままの自分キャンペーンのような。どんな人だって自分を完璧だとは思えなくて、人と比べたりひがんだりしてしまう。まずは自分を信じること、そこから始まる。結局は心のもちようで変わる。人には自>>続きを読む

満月の夜(1984年製作の映画)

3.9

不思議なもので、愛されすぎると束縛と感じ、手放すと自分の気持ちは戻るのに、相手の気持ちが離れていく。格言が効いている。2人の女性を持つものは魂を失い、二つの家を持つものは理性を失う。Qui a deu>>続きを読む

パリのランデブー(1994年製作の映画)

4.2

どれも素敵な話。そしてあり得そうであり得なさそうで、ちょっとした偶然から話が展開して引き込まれる。最初の話が好きだったかな。次のは女子が勝手すぎる。最後のは男性のナンパが少し強引で怖いけどありそうな話>>続きを読む

緑の光線(1986年製作の映画)

3.8

自分の居場所がイマイチわからない、何を言ってもなにをやっても違う、ということはよくある。その心許なさを描いているような作品。でもラストには出会えて良かったなぁと少しホッとした。

友だちの恋人(1987年製作の映画)

4.0

授業でスクリプトを読んだことがあり、20年ぶりに観たけど面白かった。フランス人でこんなに自分を卑下する人っているのかなと疑問。イメージで恋をしてわざわざ難しい人を選び自分が釣り合ってないと悩むより、楽>>続きを読む

海辺のポーリーヌ(1983年製作の映画)

4.0

大人より的確に世界を見て分析するアドレサン。会話が絶妙で観てよかった!

サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

5.0

バイオレントな人ほど本当は感じやすく繊細で傷つきやすい。依存症から音楽にのめり込み、パートナーにものめり込んだルーベン。突然聞こえなくなり、パートナーが提案したのが医者ではなく自助グループというのがニ>>続きを読む

カサブランカ(1942年製作の映画)

4.0

第二次世界大戦中のハリウッドってすごかったんだなと。戦争中でもバッチリメイクで、素敵な装い。
戦争中なのに妙な余裕を感じさせられる。でもやはり戦時中だからか、緊迫感みたいなものはすごく伝わってくる。
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生きる(1952年製作の映画)

5.0

これが世界の黒澤明かー。すごい。素晴らしい脚本、俳優さんの渋く泣かせる演技。引き込まれて目が離せなかった。コロナ禍ではあるけど、こういう作品をもっと観たいと思った。
余命半年と宣告されたとき自分の命を
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日日是好日(2018年製作の映画)

4.0

自然を頭でなく身体で感じる、この映画のメッセージ。
真面目で不器用な主人公は日本人なら多くの人が共感しそう。誰かと比べる必要はないし、自分なりの道をいけばいいと思った。
樹木希林って本当に引き出しの多
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しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス(2016年製作の映画)

3.7

人と人の心を通い合わせるのに言葉はいらないんだなぁとじんわり。荒々しいエベレットが少しずつ優しくなっていく。派手さはないけど、俳優さんたちの演技のうまさが光る。

これが私の人生設計(2014年製作の映画)

4.0

コミカルでテンポよく楽しいお話。男性中心社会を力強く生き抜くセレーナ。イタリアだからこその繊細さとラテン魂の図太さと。好きってのは異性に限らず同性ってこともあるんだなってのは最近お決まりの傾向だけど、>>続きを読む

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