「パリ、テキサス」「ベルリン・天使の詩」などで知られるドイツの名匠ビム・ベンダースが 役所広司を主演に迎え、東京・渋谷を舞台にトイレの清掃員の男が送る日々の小さな揺らぎを描いた映画。
主人公の平山がとても魅力的で。
とてもゆったりとした静かな作品なのだけど、平山が感じているものを私たちが生き生きと感じとれるという不思議な感覚。
〝この世界にはたくさんの世界がある。
つながっているように見えても、
つながっていない世界がある…〟
〝思いがけない出来事が、
まるで風のように
男の日々を揺らした。
そしてそれは光と影の踊りを生んだ。〟