Paprika

PERFECT DAYSのPaprikaのネタバレレビュー・内容・結末

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

ひさひざに映画館行ったー!
ほぼ満席で驚き!やっぱ結構話題になってたんだ

役所広司さん演じるトイレ清掃員の平山さんの日常を描く今作。
日常を描いていくんだけど、観客が飽きないように、少しずつ場面を省略。
そこに加えて姪っ子が家に来たり、家族との関係性が描かれたり、行きつけのお店のママの元旦那さんとのやり取りがあったり、などなど
少しずつ変化が起こっていく感じが良かった

スマホとカメラ、音楽(Spotifyとカセット)など、新しいものと少しずつ無くなっていくものの対比もハッキリしていて、監督が描きたいことが理解しやすいのもいい

役所広司さん演じる平山さんの過去を深掘りし過ぎず、観客に想像の余地を与えるところもいい。
そうすることで、物語に抑揚を持たせつつも、日常を淡々と描く本作の大筋からは外れない、素晴らしいバランス
妹と姪と別れたあとの平山さんの涙がとても印象深かった

柄本時生さんやその彼女、当分会えていなかった姪、そして妹、ママの元旦那さん、全てが一瞬であり、持続的な関係性ではないけど、確かに存在した人生の一部。
それが映画の最後にあった「木漏れ日」という言葉に集約されている、そんな気がしました!

今日からまた頑張ります!
Paprika

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