永遠に見たくなるトイレ掃除おじさんの日常
テレビもスマホもパソコンも無いけど
たくさんの音楽と本とカメラがある
真似できない素敵な一人暮らし
ルーティンの中に入ってくる外からの出来事
PERFECT DAYSという題名の中に
この日常の小さな幸せこそがソレだといいつつも
実は本当のところはそうでもない不完全なおじさんがいて
だけど出来るだけ波風を立てずに
毎日を慎ましく生きるその姿が淡々と描かれる
アスペクト比1.33:1で描かれるザラついた生々しい東京の下町とノイズののった昔の音楽
悔しいのか寂しいのか、その感情すらわからないのか
充血した目から流れそうな涙と、カセットから流れる音楽は
日本の映像をみているのにパリ、テキサスを観ているかのような(最初会話があまりなくてトラヴィスみたいだからかな?映像の色味も好き過ぎる)ヴィム・ベンダース、役所広司最高!と思える作品でした
星5ではないのは、2が無いのかなと…
シリーズ化は無いんだろうけど
本当にずーーっと観ていたいーーー
ホームページもかっこいいし
THE TOKYO TOILETというプロジェクトから
この映画がはじまったというのもすごい