ともちん

エドガルド・モルターラ ある少年の数奇な運命のともちんのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

1852年3月のボローニャが舞台、ユダヤ人家庭に育った男の子が6歳の時に、突然誘拐されてしまう。洗礼を幼少の頃に受けていたことが理由の誘拐。ローマ教皇も公認だったという実際の事件がベース。
前半までは子供を取り戻そうとする両親がクローズアップされ、やがて裁判が。両親が知らない間に、いつ、どこで、なぜ洗礼を受けさせられていたのか…?など裁判劇。後半は、大きくなった男の子目線となり、すっかりキリスト教に救われていてユダヤ教である家族と再会しても交われず…
ひたすら大人と宗教に運命を翻弄された彼がかわいそうだった。荘厳な音楽と美術と迫力があり、とても見ごたえがあった。
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