ゆかち

ポトフ 美食家と料理人のゆかちのレビュー・感想・評価

ポトフ 美食家と料理人(2023年製作の映画)
5.0
これですこれ!!♡
始まった瞬間“好き確”の作品!!♡

BGMなし、セリフ少なめ、響くのは自然が奏でる音のみ。

料理を作る音
歩く音
普段当たり前に聞いている生活音。
日常では特別意識もしない音。
重なり合うと煩わしささえ感じることもある自然音を“映画”として改めてじっくり聞かされると、とても素敵なものに聞こえてくるから不思議だ。

音色だけではありません。
景色や色彩、雰囲気、全てが最高です。
どこを切り取っても画になる。
私の好みが詰まってた!♡

時間をかけてこだわりをもって調理されていく料理の数々、全てが美味しそう♡工程を見ているだけでもお腹が空いてきます!
具材を切る音、焼く音、煮込む音…目だけじゃなく耳でも感じる飯テロムービー!!
舞台は19世紀末のフランス。今のように便利な調理器具はなく、手間暇かけた丁寧な調理工程に見入るばかりです。

美食家と料理人。
二人で協力し、皇太子をもてなすための料理を作ることになります。
タイトルにもなっている“ポトフ”。
もてなしの料理に家庭料理を選んだ意味とは…。
シンプルって結局1番美味しいんだよなぁ。

長年、仕事のパートナーとして付き合っている二人。
私生活でもパートナーになり愛を育む♡
お互いを見る目に愛しさが溢れてて素敵だった(⁎˃ᴗ˂)
そんな二人に突如として訪れた困難が辛すぎたけれど…(; ;)


こんなに人も物も溢れている東京では、ゆっくり鳥のさえずりや風の音を聞いて浸る機会は中々ない。(個人の意見です)
だからこそ私はスローテンポな作品で、ゆっくり自然や時間と向き合えるこういった映画が好きなのかもしれない。
ゆかち

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